nandのflashなんですが、
過去、ベンチマークの結果載せてますが、
その中でhuaweiが圧倒的だという話をしてたと思います。
ベンチマークではhuaweiが強い。価格もhuaweiが強い
であれば、huawei一択じゃないかと思っていたのですが、
現在、3つのnand flash(fusion-io,virident,huawei)で本番運用しているうちにnandのflashカードの本来の力が見えてきました。
信頼性についてはまだ期間が足らなさすぎるのでここでは控えますが、
性能については差がでてきたと思います。これについて共有します。
基本的にはfusion-io,viridentの製品に性能の差は感じられませんでしたが、
huaewiのカードだけiowaitが増大する周期がありました。
vmstatで確認するとわかるのですが、定期的にIOWAITの数値が増大し、HTTPレスポンスが0.001秒だったものが1秒以上となり不安定な状況が見られる。
その他のサーバはIOWAITの数値は増大しておらず、HTTPレスポンスも0.001秒で安定しています。
ということで、現時点(2014年7月)での結論
ベンチマークではhuaweiが圧倒的だが
※ベンチに特化したチューニングがされてるとか?
安定した製品を選ぶならfusion-ioがお勧め。価格が安ければviridentもあり。
huaweiは圧倒的に安い場合で、かつ、ある程度の不安定な状況でも許容できるサービスで利用するのが良いのではないかと思います。
DB系はfusion-io,virident
コンテンツ配信系はhuawei
といった感じですかね。
fusion-ioのIRQ割り当ても従来のiodrive2製品に比べて増やされているので、マルチコアな環境では、かなり安定した製品になったんじゃないかと思います。
下記はhuaweiの製品が乗っているサーバのvmwstat結果です。
時々IOWAITがでてパフォーマンスが劣化します。
procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- --system-- -----cpu-----
r b swpd free buff cache si so bi bo in cs us sy id wa st
4 1 0 413892 3361696 111236464 0 0 13500 8008 398584 46838 3 17 80 0 0
3 0 0 395788 3361720 111254912 0 0 15328 456 397737 48659 3 17 80 0 0
5 0 0 379544 3361748 111272928 0 0 14236 152 403618 49095 3 18 79 0 0
0 20 0 414668 3361732 111235128 0 0 5792 61248 333090 81848 1 10 55 34 0
4 0 0 399084 3361784 111255688 0 0 18884 484 411634 70012 4 22 66 8 0
3 0 0 382468 3361856 111272960 0 0 15092 7248 418057 52394 3 20 77 0 0
下記はテストしたサーバのトラフィックとロードアベレージの参考です。
iomemory 3200 (furion-io)
※安定しています。
flash max 2 (virident)
※こちらも安定しているように思います。スパイクしている部分がありますが、基本安定
es3000 (huawei)
※不安定とはまではいかないですが、ロードアベレージが定期的に高まる。何か裏で動いているんですかね。