全然ブログが書けてないのは仕事が全然終わらないからなのですが
最近思ったことが重なったので書き飛ばします(´Д` )。
働くママ応援CMに全く共感できなかった件 | 世界級ライフスタイルのつくり方
「ねえ、お母さん」篇 山崎まさよし ボンカレースペシャルムービー - YouTube
このエントリー読んで、もちろん「なんじゃこのCM…」と思ったのです。
ブログ後半のフィアットのCMについてはわたくしは子育てのリアリティを知らないので良さを言及できませんが、ボンカレーのCMについてはモヤモヤモヤ!! としました。
演出もさることながら、送りもお迎えも母親がやって、専業の母と比べて「私はちゃんとできてるかな」って、その昔、私が言われた「女が働くのはワガママだ=働くなら家事も手を抜くなよ」(しかも、赤の他人に)という時代錯誤な価値観が透けて見えるようで。
で、あげく、夫が何をしてくれたかといえば、朝のゴミ捨てと、疲れて寝てるところに「ボンカレー」ですよ。ゴハン作ってくれる母の幻影を…って思ったら夫は包丁も使わないのかと。
ひょっとして、妻が疲れてボンカレーだしたら「わたしお母さんみたいにできてない」とか思って、夫がボンカレー出してくれたら「いいダンナさんね」なの?! とかまで穿って見ちゃったりして。
と言いつつ、なんというか、前の結婚でなんで私が「共働きだけど家事は全部自分」でやっていたか、の原因を見るようだなあと思ったのです。
「これが理想です」っていう形なんですよね。このCM。
結婚して、子供作って、仕事して、それでも妻は常に身キレイに。
家事を完璧にこなし、昭和の専業主婦と比べて遜色ないようにすべき。
みたいな価値観。
私もそう思ってました。
それができて「できる女だ」と。
やってみたら「無理!」ってなったわけですが(子供もいないのに)。
周りの友達に「共働きなのに、自分がいないときの夕飯まで用意する必要ないよ!」と忠告されてたのにも関わらず「あの人、できないから」とか思ってたわけですよ。
バカだな…。
できないならやらせればいいんですよね…。
「食費もらってるから」って思ってたんですけどね、だったら冷蔵庫の中にあるもので向こうがなんとかすればいい話だったんですよ。
冷蔵庫にあるもの使えなくて、私がいなくて彼が何か買うか、外食するなら、それは向こうの責任だったんですよ。でも「彼は自炊は無理だから、私がいないなら食費を入れてもらってる以上、食事の世話をしないと…」とか思っていたのですよ。
なんでそんなこと思ってたのかなと思ってこのCM見たら、やっぱりこういう価値観をすり込まれていたんじゃないかと。
「夫(家族)の食事の世話は、妻がしなさい」と。
母親やおばもそういう価値観でしたし、やりなさい、とか夕方になると早く帰りなさいとか言われましたし。
でも実際、共働きの場合、その価値観は女性を追い詰めるし、オーバーワークになる。
だから、このCMはダメだ!
と、言わないといけない気がしたわけです。
これから結婚する女子が「これが理想だよね」と思って、私と同じような失敗をしないために…。
そしてコレ。
ダメだしをハラスメントと定義するヘーベルハウス『家事ハラ白書』のダメダメさ - 斗比主閲子の姑日記
家事ハラ………………( ꒪⌓꒪) 。
たぶん元夫がアンケートを受けたら「受けたことがあります!」って言うんだろうなと。
確かに、世の中には「キッチンは私のテリトリーなんだから!」っていう奥さんはいます。共働きでも。
そして実際に男性の家事のクオリティは低めだったりします。それって「オレはこれくらいでいいと思ってるんだもん」っていうことなので結構難しいんですよね。やってる人の価値観が「角に埃が溜まってても気にならない」「お皿の裏に油っぽさが残っていても気にならない」「洗濯物にシワがよってても気にならない」なら、やってもらっても「なんじゃこりゃ!」ってなりますよね。
そして「もうやらなくていい!」とかなる…みたいな。
とか書いてたらトピシュさんちの追加記事がきてました。
家事分担について我が家でしていること - 斗比主閲子の姑日記
現在のうちもほぼこれですね。ホワイトボードはありませんが話合いで分担しています。
私は食事にこだわれず、独身1人暮らしのときは毎日同じものを作って食べる。前の結婚生活は「相手のすきなモノ」を作っていたので離婚後は益々ヤル気がなくなってカップ麺上等。みたいな生活をしていました。
なので、今は「アレ食べたい、コレ食べたい」とこだわりがあるパートナーが炊事担当です。
そのかわり、パートナーは掃除に結構無頓着なので、私がマメにハウスキープをしています。
分割を無理に決めて文句を言うよりは、得意なほうやこだわりがあるほうがやればいいと思うんですよね。
ただ…元夫みたいに「全てに何のこだわりもない」みたいな人と結婚してしまうと全部ひとりでやるハメになるので、それはそれで問題なんですが…。
かれこれ2年ほどこの生活をしていて、最近パートナーがよく言うのは「1人だと料理をヤル気がしなくなってきてしまった」です。わかる。わたしもそうでした。
相手が喜んでくれると、1人のときのモチベーションが下がるんですよね。
じゃあ「こだわりがない相手」と家事分担する場合は「相手が喜んでくれる」みたいな目標設定値を明確にするといいのではないかと。
最初からというのは難しいかもしれないけど、相手にこだわりがないとしても、ダメ出しする場合に「なんでできないの」とか「もっとちゃんとやって」とかじゃなくて、明確に「角の埃が取れないと、ハウスダストでくしゃみが出ちゃうの」とか「お皿の後ろがベタついてるとカビの原因になるよ」とか明確に説明すればいいのではないかと。「なるほどね」と思えばお互いのストレスは減るんじゃないかなと思います。
それで、その目標値がクリアしてたら「感謝」する。お互いに。「自分のほうがこだわってるから」といいつつ、相手が喜んでくれるとそっちが重要になってきたりして…結果ひとりだとヤル気しなくなったりするんですが、まあ、それはそれでいいんじゃないかなと思います。
しかし、ふと気が付いたことが。
前の結婚のときになんで私は「共働きなんだから、どっちも家事して当然じゃん」と思えなかったのか。
「仕事もするけど、夫のお世話は妻の仕事」って思い込んでたのと同時に、もう一つ理由があった…な…と。
…………今のパートナーには「君と結婚したい。家事くらいするよ」と言われたから、「そっちのほうがいい、というか、そうでないとダメだ」と声を大にして言えるんですよね…。
前の結婚のとき、元夫は「結婚…? いつかはしたいけど(ぼんやり)」みたいな感じだったわけです。結婚したかったのは私。
だから、正直言うと引け目を感じていたんですよね。
特に「結婚したい」と思っていない男性と20代後半で付き合っていてこっちが「そろそろ結婚したい」となったときに、相手に「結婚するメリット」として、家事で釣った。みたいなところがなかっただろうか…と。自分で「自分が頑張ればいいんだ」と勝手に背負い込みすぎてなかった…と。
「結婚したい」って20代後半だと思いすぎて、現実を顧みずに行動してしまった結果が離婚…。
実際の結婚生活がどういうものなのか、もっとちゃんと考えるべきでした…。
で、その辺のことに対して、最近読んで思うところがあった記事がこちら。
妻の願いは「ブランド品より夫の19時帰宅」 | 進化するニッポンの夫婦 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
結婚してから、結婚という現実にぶち当たって、それでも乗り越えた人の話。
結婚生活の「現実」から目をそらし続けた夫と、その状況を諦めず、夫を変えた妻の話。
これは、妻がすごかった。と思いました。
でも、なんで妻がこれをできたかというと、夫に対して「この人はできる」という思いがあったからじゃないかと思うんです。
記事を読めば、彼は仕事はできるし頭も育ちもいい。つまり、潜在的なスキルはある。
それをどうやって家庭に使うか、という話だと思う。
そして結果的に妻が求める理想の夫、そして父親に変わった。
現実を見て、考え方と価値観を変えることはできるのだな…。
と、この記事を見て思いました。
「妻から死ぬほど正論を突き付けられたから」と言ってるので、こちらのご家庭にもホワイトボードがあるんじゃないかしら………。
つまり「アラサーだから結婚したい」と焦ったあげく、結婚にリアリティのない「彼氏」に共働きでも結婚したいと迫り、そして家事ならやるし、と釣って結婚なんかしちゃって…オーバーワークのあげくに、家事を少しだけ「やってもらって」…。どんなに優しく誉めて、一緒にやってやり方を伝えて、相手のプライドを傷つけないように、モチベーションをくじかないように頑張っても相手が「家事はオレの仕事じゃないし」とか思ってまったくやらず、何回か優しく言っても全然やり方覚えなくて、厳しく言わないとわからないのかなと思えば「なんでそんな怒るの」とか言い、少しでもやれば「誉めて」という態度で…。という相手を選んだところですでに自分の行き先は決まっていたようなものだなと。
「それでも『結婚』してるし!」とか「相手がいるだけマシだし」とか自分を騙して…ある日「あれ? 私…小学2年生男児と同居してる?」「わたし、川の水飲んでる!」とか気が付いて離婚しちゃったわけです…。
どんなに問題があっても最終的に「この人には言えばわかる」と信じられたら乗り越えられる。逆に「何度言ってもこの人ダメだ」と思ったらそこでゲームオーバー…。
だから「共働きの家事問題」ってやっぱり「パートナー次第」だなあと思いました。
某知人がよく言ってる「セックスができるママ(稼いでくれて、世話してくれて、そして性処理もしてくれる)」が欲しい男と、それでもいいから(年齢的に焦って)結婚したい女のカップリングは不幸な家庭まっしぐらだと思います。
ていうか………それはアラサーのわたしだ!
目が覚めてよかった!
というわけで、一度勢いで結婚して「ダメだこりゃ」と思って3年半で離婚して、事実婚・再婚中のわたくしから思いの丈をドバーと書き連ねてみました。
いつもは推敲して、テーマ絞ってってやって書いてるですが、今回は時間ないけど書きたい…というパッションのみでお届けしました。
じゃ! 仕事します!