イスラエル軍、ガザ地上侵攻＝地下トンネル破壊へ、市内で銃撃戦

　【エルサレム時事】イスラエル軍は17日夜、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻に着手した。イスラエル領内に通じるガザの地下トンネル破壊が目的で、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを打倒することではないと強調している。
　イスラエルが軍事行動「境界防衛作戦」を発動して10日目。ネタニヤフ首相とヤアロン国防相が17日夜、軍に地上戦開始を指示した。イスラエル政府はすでに15日の治安閣議で、エジプトの停戦案の受諾を決めるとともに、地上侵攻作戦についても承認していたという。
　イスラエルのテレビによると、イスラエル軍はガザ市内の病院に隠されていたロケット弾などを破壊したほか、海軍の艦船からガザ港に砲撃を加えた。また、市内では銃撃戦も繰り広げられたという。