アリババ、22％のＩＰＯディスカウントで上場後の急落回避も

　　７月17日（ブルームバーグ）：中国の電子商取引運営会社アリババ・グループ ・ホールディングは新規株式公開（ＩＰＯ）価格について、アナリストの評価額を約22％下回る水準に設定する可能性があることが市場関係者への調査で明らかになった。これにより、フェイスブック が経験したような上場後の株価急落を回避できる可能性がある。

ブルームバーグがアナリスト５人を対象に実施した調査の平均値によれば、アリババはＩＰＯの規模を1540億ドル（約15兆6000億円）に設定すると見込まれている。これら５人のアナリストは、上場後のアリババの評価額を1980億ドルとみている。

ＲＨＢリサーチ・インスティテュートのアナリスト、リ・ユジエ氏は、アリババの評価額は利益の大幅な伸びを受けて約１年前の625億ドルから大きく膨らんでおり、フェイスブックが2012年のＩＰＯ後に経験したような株価急落を避けるためのディスカウントはあるだろうと指摘した。

アリババの広報担当フローレンス・シー氏はコメントを避けた。

原題：Alibaba Seen Offering IPO Discount of 22% to Avoid ListingFlop（抜粋）

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