イスラエル軍 ガザ地区に侵攻7月18日 6時14分
パレスチナ暫定自治区のガザ地区に対して空爆を続けてきたイスラエル軍は17日夜(日本時間の18日朝早く)、地上部隊による作戦を開始し、ガザ地区に侵攻しました。
イスラエル軍は17日午後10時40分(日本時間の18日午前4時40分)、「10日間にわたる攻撃に加え、緊張を緩和させようという提案をハマスが繰り返し拒否したことを踏まえ、イスラエル軍はガザ地区での地上部隊による作戦を開始した」とする声明文を発表し、ガザ地区に侵攻したことを明らかにしました。
そのうえで、作戦の目的について、「イスラエルの住民が安全に生活できるようにし、ハマスのテロ行為を支えるインフラに著しい打撃を与える」と説明しています。
イスラエル軍によるガザ地区への侵攻は2009年以来のことです。
作戦の詳しい内容は明らかになっていませんが、ガザ地区にいるNHKのスタッフは、「ガザ東部に激しい攻撃が行われている模様で、ガザ西部からでも大きな爆発音が聞こえる」と話しています。
イスラエル軍は今月13日以降、ガザ地区とイスラエルとの境界線付近に住む住民に避難するよう警告を繰り返し、大規模な攻撃に乗り出す構えを見せていました。
こうしたなか、エジプトが仲介する停戦も試みられましたが、17日も合意に至りませんでした。
ガザ地区では一連の空爆などでこれまでに多数の市民を含む231人が死亡し、1700人を超えるけが人が出ていて、地上作戦で犠牲者が一段と増えることが懸念されます。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ イスラエル軍とハマス 一時的な戦闘停止か (7月17日 22時23分) ・ イスラエル 5時間限定で攻撃停止と発表 (7月17日 13時04分) ・ ガザ地区へ攻撃続く 子どもなど犠牲に (7月17日 5時09分) ・ イスラエル軍 ガザ地区への軍事作戦再開 (7月16日 12時53分) ・ 停戦案にイスラエル同意もハマス拒否 (7月15日 18時41分) |
[関連リンク] |
|