小保方氏論文:早大総長「学内で検討」…調査委発表受け

毎日新聞 2014年07月17日 23時09分

 早稲田大の鎌田薫総長は17日、小保方晴子氏の博士論文に関する調査結果公表後の記者会見で、小保方氏の論文や博士号の取り扱いについて、学内で検討を始めることを明らかにした。

 調査委は「博士号取り消しに当たらず」との結論を出したが、鎌田総長は「論文にこれだけ(問題が多いとの)指摘があり、(大学の規則に)根拠がある博士号取り消しだけではなく、審査のやり直し、論文取り下げなども考えられる。最終的な権限を持つのは総長なので、報告書を踏まえて最善の解決策を検討したい」と述べた。

 調査委が指摘した論文指導や審査の問題については、「極めて重く受け止める。博士号の質の保証、審査体制について改革を検討したい」と述べた。【大場あい】

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