好投を続ける阪神のメッセンジャーにチアドラたちも喝采?
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◇阪神2−0中日
中日は吉見が6回に捕まった。新井貴の中前打、梅野の左中間二塁打で二、三塁。1死後、上本の適時打、大和の併殺崩れの間に2失点。15三振を喫した打線は2回以降、二塁さえ踏めず零封負け。阪神はメッセンジャーが8イニングを3安打無失点で8勝目。
今季2度目の中4日。阪神先発のメッセンジャーは初回に、いきなり2死満塁のピンチを招き、31球を費やした。だが首脳陣の不安をよそに、8回までに自己最多タイの13三振を奪う力投でチームを勝利に導いた。
「初回が大きかった。球が上ずっていたけど、何とか粘ることができた」とメッセンジャー。最速150キロのストレートとカーブ、チェンジアップのコントロールが抜群。試合前は能見、藤浪、メッセンジャーの先発3本柱で貯金がないことを不満材料に挙げていた和田監督も「これが本来のメッセや」と褒めあげた。これで5カード連続勝ち越し。中日との対戦成績も五分とし、負け越しカードなしで球宴を折り返すことになる。
「ナゴヤドームで初戦を落として2つ勝てたのは大きい。オールスター明けから屋外の試合が5カード続くから、この間にしっかり暑さ対策をして後半戦に臨みたい」と気を引き締めた指揮官。巨人とは3・5ゲーム差。8月後半から急降下した昨年の経験を生かして、今年こそ巨人をとらえる。 (宮脇渉)
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