マレーシア機:ウクライナで墜落…295人乗り、撃墜情報
毎日新聞 2014年07月18日 01時16分(最終更新 07月18日 01時59分)
【モスクワ田中洋之】インタファクス通信は17日、ロシア航空当局の話として、マレーシア航空機がロシア国境近くのウクライナ東部ドネツク近郊で墜落したと伝えた。マレーシア航空のツイッターによると、アムステルダム発クアラルンプール行きMH17便のボーイング777がウクライナ上空での通信を最後に消息を絶った。ウクライナ内務省当局者によると、乗客280人と乗員15人の全員が死亡したという。
◇ウクライナ東部ドネツク近郊
ウクライナ東部のロシア国境付近では、親ロシア派武装集団とウクライナ政府軍の間で激しい戦闘が行われている。インタファクスなどによると、親露派は同機がウクライナ側によって撃墜されたと報じた。一方、ウクライナ内務省当局者はフェイスブックで「飛行機は対空ロケットシステム『ブク』によって撃墜された」と述べた。ウクライナのポロシェンコ大統領は「ウクライナ政府軍は関与していない」と述べた。
ロイター通信の記者は、墜落現場とみられるウクライナ東部で機体の破片と遺体を目撃した。同通信によると、救急隊は少なくとも100体の遺体を確認した。
ロシア大統領府によると、プーチン露大統領はマレーシア機墜落の報を受け、オバマ米大統領と電話協議した。