上村愛子が渡辺謙を絶賛　「白銀ジャック」でスキー披露

　俳優の渡辺謙（５４）が１６日、東京・ＴＯＨＯシネマズ六本木ヒルズで、主演するテレビ朝日系のドラマスペシャル「白銀ジャック」（８月２日午後９時）の制作発表に出席した。

　東野圭吾さんによる同名の人気小説が原作。スキー場を舞台に、渡辺演じるゲレンデ統括マネジャーの倉田が、脅迫事件の全容を追うアクションミステリー。

　新潟県出身で実家がゲレンデを経営していたという渡辺は「歩けるようになったときからスキーを履いていた」そうで、当然スキーは達者だ。今回、劇中で本格的な滑走を初披露している。

　会見では、スキーつながりで冬季五輪５大会連続で入賞した元モーグル日本代表選手の上村愛子さん（３４）がスペシャルゲストとして登壇し、渡辺と初対面。

　ドラマをいち早く見たという上村さんは「ハラハラドキドキしました。渡辺謙さんはスキーに慣れている。ウエアの着こなしも、安心して見ました。雪山を駆け上がるシーンは迫力がある」と絶賛。渡辺と藤田明二監督に、自身のサイン入りゴーグルを贈った。

　日本を代表するスキーヤーからお墨付きを得た渡辺は、「スキーを生業にしている人に太鼓判を押してもらえてよかった！」と満面の笑み。

　ドラマで広末涼子（３３）が演じたパトロール隊員、藤崎絵留役を引き合いに出し、「（上村さんが）絵留の（スキーシーンの）吹き替え（スタント）をやりたいと言ってた。続編があるなら出演をお願いしたい」とラブコールを送った。

　東野さんの作品に初出演した理由について、渡辺は「白黒ハッキリしてスカッとする作品を欲していたが、この作品はドンピシャだった」と説明。「ここまでスキーを映し出したドラマはない。楽しそうだと感じてもらえると思う」と手応え十分の様子だった。

　会見後には試写会が行われ、原作者・東野さんも観賞。「ダイナミックでスピード感あふれる映像を堪能させていただいた。私が見たかったのものはこれです。この映像を作り上げるためにどれだけの苦労が重ねられたかを想像すると頭が下がります。人間ドラマの部分もしっかりと描かれていた。それにしても渡辺謙さんのスキーの腕前にはびっくり。参りました」としている。