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マレーシア航空機 ウクライナで撃墜か
7月18日 1時33分

マレーシア航空機 ウクライナで撃墜か
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マレーシア航空は、オランダからマレーシアに向かっていた旅客機がウクライナの上空で消息を絶ったと発表し、ロシアのメディアは、旅客機がロシアとの国境付近で撃墜されたと伝えています。

マレーシア航空はツイッターで、「アムステルダムを出発した旅客機がウクライナの上空で通信を絶った」と発表し、現地時間の17日午後0時すぎにアムステルダムを出発し、クアラルンプールに向かっていたマレーシア航空17便が消息を絶ったことを明らかにしました。
またロシアのインターファクス通信は17日、ウクライナ内務省の高官の話として、マレーシア航空の旅客機が、ウクライナ東部のドネツク州でロシアとの国境付近で撃墜されたと伝えました。
インターファックス通信は、この旅客機はボーイング777型機で、乗客280人、乗員15人が乗っていて、全員が死亡したとしています。
また、ロシア国営のイタルタス通信は、旅客機はロシアとの国境から60キロほど離れたウクライナ東部の上空で撃墜されたと伝えています。

ボーイング777型機とは

ボーイング777型機は、アメリカのボーイング社が開発した双発のジェット旅客機で、1995年に就航しました。
機体の長さはタイプによって63.7メートルから73.9メートルあり、翼の両端の長さは60.9メートルから64.8メートルあります。
方向舵や補助翼をデジタル信号で作動させるフライ・バイ・ワイヤと呼ばれるシステムを採用し、機体の姿勢や速度をコンピューターで管理するハイテク機です。
エンジンの出力が向上した300型と呼ばれるタイプでは、ジャンボ機に匹敵する500人以上の乗客を運ぶことができ、この他のタイプでは客席数は200席から300席程度となっています。
777型機は、就航以来、墜落などの大きな事故はありませんでしたが、去年7月、韓国のアシアナ航空機がアメリカ・サンフランシスコの空港で着陸に失敗して炎上したほか、ことし3月には、マレーシア航空機が南シナ海上空で行方不明となり、インド洋に墜落したとみられていますが、今も機体は見つかっていません。

ウクライナ大統領「標的狙う行動一切ない」

ウクライナの大統領府によりますと、ポロシェンコ大統領は17日、マレーシア航空機が撃墜された可能性を示しました。
このなかでポロシェンコ大統領は、「ここ数日間でウクライナの軍用機2機が撃墜されたが、マレーシア機が撃墜された可能性は否定できない」と述べました。
そのうえで、「ウクライナ軍は、空中の標的を狙うような行動は一切とっていない」と強調しました。

岸田外相 情報収集を指示

ウクライナを訪れている岸田外務大臣は、マレーシア航空の旅客機が撃墜されたと報じられたことを受けて、日本時間の18日未明、事実関係の把握を急ぐとともに、旅客機に日本人が乗っていないかどうかの確認を急ぐよう現地の大使館などに指示しました。
これを受けて外務省では、現地の大使館や海外邦人安全課などが連絡を取り合って情報収集に当たっています。

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