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週刊金曜日が通算1000号 広告依存せず反権力貫く

 広告収入に依存せずタブーに挑むとして21年前に創刊された言論誌「週刊金曜日」が、18日発売の最新号で通算1000号を迎える。7代目となる現編集長の平井康嗣さん(45)は「反権力、大企業批判のリベラル路線を受け継ぎつつ、イデオロギーに執着しない懐の深い雑誌でありたい」と語る。

 同誌はジャーナリストの本多勝一さん、故筑紫哲也さん、作家の石牟礼道子さんらが初代編集委員となり、創刊準備号を発行するなどして定期購読者を募集、契約が5万件を超えた1993年11月に創刊された。創刊号ではコメの輸入自由化に反対の論陣を張った。

 99年には食品添加物などの危険性を説く連載「買ってはいけない」が書籍化されベストセラーに。2002年には拉致被害者の曽我ひとみさんが北朝鮮に残してきた家族の単独インタビューを掲載、「北朝鮮に利用された」と批判も浴びた。近年はトヨタや電通の内情を告発し話題を呼んだ。

 東日本大震災後は反原発を唱え、安倍晋三政権を批判。最新号も集団的自衛権の行使反対を掲げる。発行部数は約2万5千部と往時の勢いはないが「固定ファンが多く当面は安泰」と平井さん。「立憲主義の破壊をもくろむ政治を止めるためにも、創刊時の熱気を忘れず愚直にやりたい」と決意を語る。

[ 2014年7月17日 07:38 ]

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