ポルノを大量に鑑賞する男性、脳の特定部位が小さい傾向=独研究
[ニューヨーク 28日 ロイター] - ポルノをたくさん見る男性は、報酬や意欲に関係する脳内の領域が小さく、活動も鈍い傾向があると、ドイツの研究チームが発表した。医学専門誌「JAMAサイキアトリー」に掲載された。
研究を発表した独マックス・プランク人間発達研究所のシモーネ・キューン氏は、今回の研究成果について、脳の大きさや性的刺激に対する反応と、ポルノ鑑賞に関連性があることが初めて立証されたとしている。
調査はベルリンで21―45歳までの健康な成人男性64人を対象に行われた。それによると、ポルノをたくさん鑑賞する男性は、報酬や意欲に関係する脳の線条体が小さい傾向があることがわかったという。またそうした被験者は、視覚的に性的刺激を受けても、脳があまり反応を示さなかったという。
ただキューン氏は、ポルノ鑑賞が脳を萎縮させるのか、それとも特定の脳のタイプを持った人がポルノ鑑賞を好むのか、この結果だけではわからないと指摘。したがってポルノ鑑賞がただちに健康に悪影響を及ぼすとは断定できないとしている。
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