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経済
大阪・ミナミのランドマーク 大丸心斎橋店の建て替え検討
大阪市の繁華街、ミナミのシンボルの一つである大丸心斎橋店(中央区)の建て替えが検討されている。完成から80年以上が経過したことに加え、大型商業施設の新設や改装が相次ぐ市内でミナミに出遅れ感があるためだ。大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングは今後3年かけて同店を含む心斎橋地区の再開発計画をまとめる方針だが、早くも関係者の注目を集めている。
存在感薄れるミナミ
大阪市内では商業施設の競争が激化する一方だ。梅田を中心とするキタでは一昨年秋に阪急百貨店梅田本店(北区)が増床開業し、昨春はグランフロント大阪(同区)も開業。阿倍野・天王寺地区では今春、あべのハルカス(阿倍野区)が全面開業した。
一方、心斎橋を中心とするミナミは近年、再開発案件が少なく「存在感が薄まっている」(関係者)。キタなどへの顧客流出の懸念も強まっており、大丸松坂屋内には「大丸心斎橋店だけで人が呼べる時代ではない」との危機感がある。
こうした中、J・フロントは心斎橋地区の再開発に乗り出すことを決めた。大阪市のメーンストリート、御堂筋に面した大丸心斎橋店を中心に、周辺で保有・運営する不動産、商業施設、地下街を含めて再開発する。
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