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ベネッセが容疑者逮捕を受け緊急会見、お詫び対応に200億円 (2/2)
200億円の原資は、金券の配布、受講料の減額などに当てる。顧客の属性によって対応は異なるため、具体的な“お詫びの仕方”については後日発表するという。前回の会見で原田会長兼社長は「金券を配布する対応は検討していない」と発言していた。これについて原田会長兼社長は「前回の時点で、『金券の配布を検討している』と述べたら、お金で解決しようとしていると思われてしまうと考えた。今回の包括的な対応策の発表とともに明言すべきと考えていた。当然、前回の会見の時点で金券を配布することは念頭にあった」と説明した。
今後の具体的な再発防止策については7月15日に発足した「個人情報漏えい事故調査委員会」の調査を受けて策定する。情報が漏洩元と思われるデータベースは、漏洩が確認された日から現在まで電源を落としており、セキュリティ会社のラックに委託して脆弱性の調査をしているという。
「容疑者が逮捕され、まさにこれから捜査が始まる。捜査にかかわる可能性があるため、具体的な流出の手口や検討中の再発防止策について詳しくは申し上げられないが、重大な顧客情報を預かる責任感、倫理観、組織文化を作っていくことが私の命題だと認識している」(原田会長兼社長)。
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