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17 Jul 2014 11:20

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大島優子が2輪免許取得宣言!ヤマハ発「3輪バイク」の可能性

プレジデント 7月17日(木)16時15分配信

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大島優子が2輪免許取得宣言!ヤマハ発「3輪バイク」の可能性

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大島優子が2輪免許取得宣言!ヤマハ発「3輪バイク」の可能性
AKB48の元メンバー大島優子さんが「おしゃれな街に繰り出したい」と2輪免許取得を宣言。

■2輪、4輪にはない新しい市場を創出する

 「2輪、4輪にはない新しい価値、今までにない走りの驚き、楽しさを提供する乗り物。お客様を広げ、ユーティティからスポーツへ、コミューターからレジャーへ幅広いラインアップで新しい市場をつくり出していく」

 ヤマハ発動機は7月1日、新タイプの3輪バイク「トリシティMW125」の発表会を開催。その挨拶で柳弘之社長はこのバイクについて、期待を込めてこう語った。しかも、発表会ではCMキャラクターであるタレントの大島優子さんを登場させて、「2輪免許取得宣言」をしてもらうなど、ユニークな演出を行った。

 「これからは若い人にいかに免許を取っていただけるかが重要で、教習所とタッグを組むなどいろいろな取り組みも始めている」とは柳社長の弁だが、インターネットでは大島さんが教習所に通う姿も公開している。このようにヤマハ発動機にとってはこれまでにない力の入れようで、なんとしてもトリシティで新しいユーザーを獲得したいという思いが垣間見える。

 トリシティは前に2つ、後ろに1つの車輪という安定感を高めた構造が特徴。さらにカーブを曲がるときに前2つの車輪が連動して傾く独自構造を採用しており、カーブをスムーズに曲がれるようになっているという。試乗してみると、確かにその通りで、安定感があるので普通のバイクよりも曲がりやすいかもしれない。濡れた石畳でも滑って転倒することはないそうだ。

 すでに生産地であるタイでは4月から販売を開始し、これまでに約4000台を販売、好調な滑り出しとなっている。今後、8月に欧州、そして9月に日本で発売する。その他の地域についても販売する予定で、すでにブラジルから手が上がっているそうだ。日本での販売目標は年間7000台で、世界では初年度2万台の販売を計画している。

■ユニークな若手が集まって新商品を開発

 トリシティはこのようにヤマハ発動機が大きな期待を寄せているバイクだが、その開発は試行錯誤の連続だったという。まず新しいコミュニティをつくろうということで若手を募集。その中から3輪バイクを開発するためのメンバーを6人ほど三輪邦彦上席執行役員が選んだ。

 「3輪だから、『おまえが担当しろ』と言われたんです。それで、2輪の常識にとらわれないように、できるだけいろいろな部署から開発者を集めました。例えば、ロボットをやっていた人間やモトGPをやっていた人間など、開発陣はこれまでにないほどユニークなものにしました」

 そして、2011年にプロジェクトがスタート。しかし、思うようにいかず、最初のデザインはとても見られたものではなかったという。そこで、同年中途入社したデザイナー、野口浩稔氏が参加。何度もフロント部分を手直しし、今の形にした。

 「前2輪だとどうしてもフロントが重たく見えるので、それを軽く見せるようにするのに苦労しました」と野口氏は話し、風に流れるリボンをイメージしてデザインしたそうだ。

 苦労の末、誕生したトリシティはヤマハ発動機が第3の移動体と位置づけているLMW(リーニング・マルチ・ホイール)の第1弾で、2017年までに3〜4機種にまで拡大する方針だ。「これからお客様の声を聞きながら、方向性を決めていこうと考えており、この3輪バイクがどういう形で発展していくか楽しみ」と三輪上席執行役員。

 ヤマハ発動機はこれまで女性向けスクーター「パッソル」や電動アシスト自転車「PAS」など独自性のある商品で新しい市場をつくってきたが、今回の3輪バイクでもそれを狙っている。

ジャーナリスト 山田清志=文

最終更新:7月17日(木)16時15分

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