2014年06月10日

私の考える英語の習得のコツ (1ヶ月で150点アップの方法!)

0.英語習得のために、強力に効果のあがる6つのコツ

 @. 英語の語順で思考する訓練(直読直解の訓練)

 A. 単語記憶はまず語源で、そして文脈で

 B. 文法はコアミーニング法(CM法)的に

 C. ジャストインタイム音読(JIT音読)

 D. 加速した音声を聴いて、思考速度を加速する

 E. 瞬間英作文で、アウトプット訓練


1.英語の語順で思考する訓練

 英語を習得するために、従来の受験英語とは異なった画期的で劇的な効果のあがる方法があると思うのでその方法を紹介します。

 まず、英語を習得するとはどういうことか。

英語を「英語の語順」で読み、聞いて、思考し、話し、書くことができる状態になることだと思います。

 日本語を母語とする人が英語を習得する場合、日本語と英語の違い、特にその語順の違いに着目することで、劇的な効果が得られます。

 英語の語順で思考する訓練を、英語の学習時に常に意識するのです。

 そのための具体的な方法として、私の知る限り、次の2つのとても有効なアプローチがあると思います。

1-1.東京SIM外語研究所の教材

1-2.伊藤和夫英文解釈法


1-1.東京SIM外語研究所の教材

 SIMとは同時通訳方式(Simultaneous Interpretation Method)の略で、英語をセンスグループ(意味の塊)ごとに断片的に読み聞きしながら同時に少し遅れて、逐語的な断片の日本語訳(SIM訳)を読み聞きすることにより、英語の語順で意味を理解していくということです。hop、skip、jump、hyper-speedの4段階で学習しますが、これが英語の語順の思考法を身につけるために的確な訓練になっていてとても効果的です。早ければ1週間〜3ヶ月くらいで劇的な効果がでます。

 英文を読み聞きするとき、英語から意味を認識し、必要なら和訳を作るというように「英語→意味(→日本語)」であるべきと思いますが、SIMの発想は「英語→意味」の段階を、英語の語順のまま日本語の断片の逐語訳(SIM訳)の助けを借りて意味を認識するというものです。それはとても有効です。

 一部の普通の教材では、英語は音読しているうちに、英語の語順で考えられるようになると解説しているし、そうかもしれませんが、私はSIM音読に取り組む方が早く容易に英語の語順で考えられるようになると思います。SIM訳は、英語の語順で考えられるようになるまでのプロセスに一歩一歩足を掛ける足場を作ってくれているようなイメージで、そのプロセスが劇的に加速されると思います。


(実は次に挙げる伊藤和夫さんの『伊藤和夫の英語学習法』を読むと伊藤さんはSIMに否定的だったようにも見えますが、私は、SIMがダン上野さんにより確立されたのが1960年代で、伊藤さんは戦後すぐの頃、SIM的なものなしで、英語の語順で考えられるようになったからそう言っているのであって、初学者が英語を習得するにはやはりSIMがある方が速いと考えています。また、SIM的なものなしで、英語の語順で思考できるようになった人は、初学者へのSIMの効果、価値があまりわからないようにも思えます。)


(150点アップしたのでスコアアップコンテスト報奨金というものを頂いて、ダン上野Jr.さんといろんなことを話していたら、私が誰かにSIMを紹介して、私経由でSIM(スーパーエルマー、スーパーSIM、スーパー・スピーキング、The英会話ビアンカ)を申し込んだ方は10%引きにしてくれるということでした。なのでご希望の方はご連絡ください(笑))

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1-2.伊藤和夫英文解釈法

 伊藤和夫さんの英文解釈法は、SIMとは別の直読直解アプローチで、英語のネイティブスピーカーは、英文を読み聞きするとき、どのような頭の働かせ方をしているのかを言語化して、習得できるようにしています。

 たとえば伊藤和夫さんは、『英文解釈教室』などの著書で、英文解釈のためのルール(ある意味、アルゴリズムとも言えます)をいくつかに整理します。

1.文の最初にでてくる前置詞のついていない名詞、または名詞に準ずるものが主語になる。

2.主語に対応する動詞を探す。

3.文には、原則、主語と述語がある。(命令形は例外)

4.5文型の主語、動詞、目的語、補語に当てはまらないものは修飾語になる。

5.同格表現

etc.

 そういったルールを意識的(習熟すれば無意識的)に念頭に置き、英文がはじまったら、その形から、解釈、意味を取る可能性のある読み方のどれかで前から読んでいき、決定要素がでてきたら、意味が確定するという読み方をします。以下のように。


伊藤和夫『予備校の英語』「講演 私の英語教授法」pp186より
「先ほどから何回も例にあげております
To train dogs, it is necessary to be wiser than dogs. ・・・
 学生に教えるためには、学生と同じ目で英文を見る、少なくともそれと同じ次元で英文に接するところから始めなければならないと私は考えます。従って、
To不定詞が文の主語になる場合と、To不定詞が副詞的に動詞にかかる場合についての知識が学生の中ですでにあることを前提できる場合は、私はこの文はTo不定詞で始まっているが、と教えだすことにしています。そして、このTo不定詞は文の主語になるかもしれないと続けます。その場合は文はどのように展開してゆくだろうか、その読み方で正しいことはどうしたらわかるだろうか、To不定詞が文の主語だとすれば、この to train に続く部分が終わった時に、それを主語とする述語動詞がでてくるはずである、では進んでみようと話を持ってゆきます。To train dogs, it is ... まで読んで、「あ、間違った」と思えることが大切なのです。動詞が出てくるべきところに、it is という主語と動詞が現れたのですから。では今までのところに読み間違いがあるはずだ、と考えて前を見直し、To train dogs は副詞的用法だと考えを変えるのだ、一方、運よく最初からTo train dogs が副詞的用法に見えた人は、その段階でTo train につながる部分が終わった時には主語と動詞が続くと考えているはずだから、it is を見て自分の読み方でよいと納得し、すぐ先へ進むのだ、と教えるわけであります。」


 伊藤和夫の英文解釈というのは、このようなパターンの集積です。パターンの中から可能性のある読み方のどれかで読んでいって違ってたら戻って別の可能性で読み直すということをします。そして一度、その体系を身につけ血肉化すると無意識の中に落ちていくようなもので、意識的に考えることはなくなったりもします。

 この例でいうと副詞的用法に見えた人は、「訓練するためには/犬を」、と読んでいるはずですが、その次に例文とは違って、is がきたらその瞬間、今度は名詞的用法だと捉えなおして、「訓練することは/犬を」と切り替えます。

 このとき、副詞的用法、名詞的用法という言葉が浮かばなくても、意味の取り方の切り替えがすでに無意識でできていれば、意識的に文法的に考えることはないのかもしれません。でも英語を読んでいる際の頭の働きとして、直読直解、前からネイティブの頭の働き方を模して意味をとっていく場合、この約束事から離れることはないようにも思います。

 SIMではこの辺は暗黙的であまり説明がないので、私は、伊藤和夫英文解釈とSIMの組み合わせが、もっとも効果的と考えています。


 伊藤和夫『英文解釈教室』はこのような英文解釈体系のルールを1冊にまとめたもので、その数年後さらに効果的な教え方を追求して書かれた『ビジュアル英文解釈 (Part1)』、『ビジュアル英文解釈 (Part2) 』の2冊もあります。私は『英文解釈教室』を大学入学までに少なくとも3回くらい、その後も家庭教師をしながら2回くらい、計5回くらい丁寧に通読していますが、絶大な効果がありました。

 『英文解釈教室』か、『ビジュアル英文解釈』(Part1&Part2)のどちらかを精読することをおすすめします。「英語の読み方」が身につく実感が得られると思います。『英文解釈教室』か『ビジュアル英文解釈』(Part1&Part2)のどちらかを3回以上くらい読んで習得した後、伊藤和夫さんの『予備校の英語』を読むのも、日本人の英語習得の歴史、英語教育のいまだ理想には遠い現状がわかって興味深いと思います。

 『伊藤和夫の英語学習法』もなるべく早い時期に読んでみるのもよいかもしれません。

(私は東京SIM外語研究所の教材と伊藤和夫『英文解釈教室』を繰り返すことなどで、一浪時に河合塾の早慶模試で偏差値80が出ました)。


2.単語記憶はまず語源で、つぎに文脈で

 英語の思考法を身につけるためには、一定の語彙と文法知識が前提条件になります。単語の記憶法について、効果的な2つの方法を紹介します。

2-1語源による記憶

2-2文脈の中での記憶


2-1. 語源による記憶

 漢字が各部首の合成で意味ができていて、部首からある程度意味がわかるように、英単語は接頭辞、語根、接尾辞の合成でできていて、そこからある程度意味がわかるようにできています。このことは例えば夏目漱石、森鴎外といった人なども指摘しています。語源を覚えていれば、新しいコンセプトを作る時などに造語することさえできます。

 語源による記憶ということを志向した単語集には森一郎『試験にでる英単語』あるいは、その影響で作られた中田達也『語源とイラストで一気に覚える英単語』(明日香出版社)シリーズなどがあります。最近は他にもたくさん出ているようです。最初の段階としてその種類の本を1冊やると良いと思います。


2-2. 文脈の中で記憶

 最初の単語集を1冊やって最低限の単語を語源とともにある程度記憶した後は、単語を文章の中で実際に使われている文脈の中で意味を覚えていく方が効率がよいと思います。文脈の中では、記憶のために関連する事柄が多いためコロケーションとともに記憶に残りやすく、文章を音読しているうちに、単語も自然に覚えていくことができます。1989年11月に最初にこの方法で発刊された本が、森田勝之『『タイム』ボキャブラリーこれだけは絶対の1000ワード―1日1レッスン20日で完全マスター 』(S.S.コミュニケーション)に始まるタイムボキャブラリーシリーズで、その後、Z会が真似して、1992年3月に速読英単語シリーズが始まりました。

 ただし『タイムボキャブラリー 』シリーズはもうかなり古くなっているので、『試験にでる英単語』か『語源とイラストで一気に覚える英単語』レベルをだいたい覚えた時点で、次に取り組むべき、現在でている本としては、TOEIC用の『速読速聴英単語GLOBAL900 』、『速読速聴英単語STANDARD1800 』の2冊がおすすめです。TOEICのためにも、実際のビジネス英語を身につけるためにも良いと思います。ビジネスの場面でメールや文書を書くとき、参考になるテンプレート集とでもいうべき内容になっているからです。一つの事象から派生する関連したストーリーのパッセージが3,4つ続くなど、かなり面白いです。


3.CM法(Core Meaning法)

 英語の思考法の習得において、桝原克己さんが、『MAGICAL実用英文法』(kindle版)で提示されているCM法(Core Meaning法)は、文レベルでも単語レベルでも意識しておくと効果が上がるので良いと思います。前置詞、冠詞のネイティブスピーカーの感覚をおそらく日本で最初期に解説した本である、マーク・ピーターセン『日本人の英語 』『続日本人の英語 』(岩波新書)や、熟語として固定した語の連なりだけを覚えていて、たとえば間に副詞が挿入されるなどしたらすぐにわからなくなるような、ペンギンが目の前を動く魚にしか反応できないような「ペンギン的知識」ではなく、前置詞のニュアンスから英語を本質的につかむことを説いた山口俊治『英文法講義の実況中継(上) 』『英文法講義の実況中継(下) 』『英文法講義の実況中継(問題演習) 』(語学春秋社)(←この本はもちろんそれだけでなく、比較、時制、仮定法、ネクサスなどがとてもわかりやすく解説されています)、熟語や単語の習得の際の要注意点を説明していた伊藤和夫『伊藤和夫の英語学習法』(駿台文庫)、そしてSIMなどに取り組むと、これに近い発想で英語を読むようにはなっていきますが、CM法としてはっきり説明したのは桝原克己さんが初めてなのではないかなと思います。以下、CM法について引用します。


桝原克己『MAGICAL実用英文法』(kindle版)

CM法

 英語に限らず何かを習得するためには対象を理解し記憶することが必要となる。その際に威力を発揮するのがCM法である。CM法とは"Core Meaning"(核心的・本質的意味)から理解・記憶することである(私の造語である)。そしてCore Meaning(以下、CM)は、辞書の1番目ないし2番目の意味である。

 例えば"make"について考える。辞書をひくと意味が30個以上も記載されているが、これらすべてを覚える必要はない。それらはほとんどがCMから派生した意味であり、必要に応じCMから想像できるようにすればよい。

 "make"のCMは「作る」である。例えば11番目の意味として辞書に載っているのは「という意味だと判断・理解・推測する」だがそのまま覚える必要はない。例文として挙げられているのは"What do you make of him?"「君は彼をどう思うか。」である。これをCMから考えて「君は彼から何を作る?」と理解し、その後次のように納得しておくことが重要である。「どう考えるのかを尋ねるような状況でmakeはこのように使用されるのか」。

 熟語を記憶する場合も同様である。例えば"make light of 〜"に関して、その意味である「〜を軽んじる、軽視する、おろそかにする」を全部覚える必要はない。まずCMから考えて「〜から軽い(もの)を作る」と認識し、その後「何かを軽視するような場合に使用するのだな」と覚えておく。

 このようにCMで理解しておけば、聞いたり読んだりする時もスムーズだし自分で英語を使用するときにも使用しやすくなる。おそらくネイティブ・スピーカーの潜在的な思考もそのようになっているのだろう。」


4.ジャストインタイム音読(JIT音読) 効果のあがる音読のこつ

 十数ヶ国語を身につけて商人として資金を蓄え、古代ギリシアを発掘したシュリーマンも『古代への情熱 』(新潮文庫)で言うように、外国語の習得に音読はとても効果的だと思いますが、そのためには少しこつがあります。一言で言えば、一語一語、できるだけ最小単位ごとに意味を込め、噛みしめるように音読するということです。

 私は音読の際には、SIM音読から発展させた、独自のこの心がけを強く意識することが効果があがるこつなのではと思うようになりましたので詳しく解説します。

 SIMは解説の中で、ある程度慣れてきたらセンスグループ(意味の塊)を大きくとりましょうと言ってるようにも思います。しかし私は、やはりセンスグループはどこまでも小さい方が本来のネイティブの頭の働きに近いのでは、と思います。

 それを勝手にジャストインタイム音読(JIT音読)と名づけています。本質的にはSIMの発想と同じですが。

 ジャストインタイム音読(JIT音読)とはどういうことかというと、制約条件の理論(TOC理論)のエリヤフ・ゴールドラットが制約条件の理論を説明する小説『The Goal 』の中で、各生産工程のバッチサイズを下げる方がスループットが上がるという話があって、そこから類推したイメージです。そのイメージを強く意識しながら読むと効果的だと思います。

 制約条件の理論(TOC理論)について、ごく簡単にいうと、工場で生産工程が、A、B、Cとあるとします。それぞれ順番に原材料が通っていき、C工程完了で完成とします。そして、それぞれの工程の処理速度が違うとします。Aの工程はすぐ終わる、速く処理の終わる工程、Bの工程は少し時間のかかる工程、Cの工程は中くらいの時間のかかる工程だとします。

 部分最適を追求すると、少しも休ませず、どの工程も全力をかけて生産するのが良いとなります。その場合どうなるかというと、Aの工程は速いのでどんどん処理が終わります。しかし、Bの工程は時間がかかるので休みなく処理してもBの工程の前に、Aからの仕掛品在庫がどんどんたまっていきます。Bの工程が終わったものはCに流れますが、CはBより速いので、Cの前には仕掛品在庫がたまることなく、流れます。この場合、Bがボトルネック、制約条件となります。

 これを全体最適の視点でみるとどうなるか。例えば、もし、販売の現場で、その製品が時代遅れになったら、モデルチェンジをしないといけません。モデルチェンジをすると、その時点の仕掛品在庫はほぼ無駄になってしまいます。部分最適の追求の結果Bの工程の前にたまっていたものがほぼ無駄になってしまいます。全体最適では、それを避けるため、その場合、あえてAの工程を全力で操業させずに、Bの工程の処理にあわせて、休ませたりしながら処理を行います。あえてアイドリングさせたりもするのです。そうすることで、ボトルネックの前の仕掛品在庫を無駄に増やすことを防ぎます。全体最適の視点では、工程Aをあえて休ませることも、効果的な方法となります。

 また、ここからが私の英語の音読への類推に関係しますが、特にボトルネックにおいて、その一回の処理のサイズ、バッチサイズを、できるだけ小さくした方が生産量が増えるのです。CはBより速いため、CでBから来た仕掛品の処理が終わったとき、Bは次の仕掛品の処理がまだ終わっていないことになります。CはBの処理が終わるのを待たなければならず、Cは先ほどのAとは違って無駄にアイドリングすることになってしまいます。ここでBの処理サイズ、バッチサイズを下げると、CがBの処理を終わるのを待つ時間が減り、工程全体の処理量、スループットは増えるのです。

 英文を読むときに、意味のかたまりをできるだけ小さくとって、意味を認識するというとき、バッチサイズを下げるのと似たような事態が生じているように思います。

 たとえば最悪なのがスピード○○や、従来の「返り読みの訳読中心の受験英語」です。それらは英文一文に対して、和文一文を対応させていきます。バッチサイズが大きいので、意味の認識、情報処理に時間がかかります。

 反対にできるだけ意味を取るバッチサイズ、認識の処理単位を小さくしていくと、意味の認識はスムーズに進みますし、その状況はおそらくネイティブの頭の中の働きに近いと思います。それはバッチサイズを下げて、一語一語の意味を素早く認識し処理していく、TOC理論に似た状況だと思うのです。

 TOC理論は本質的には、要るときに要る分だけ材料を持ってくるカンバン方式=ジャストインタイム、つまりトヨタ生産方式の中にあると思いますが、そのため、そのことをジャストインタイム音読、JIT音読と名づけました。

 上記のようにSIMの教材は慣れてくるとセンスグループ(意味の塊)を大きくとろうとする傾向があるように思いますが、それよりは、どこまでも意味を取る単位はできるだけ小さいまま、かつ可能なら徐々に日本語を介在させずに、英語の語順で意味をとる練習が効果的と思います。

 文章であろうと、文法書の解説の中の英文であろうと、文法問題であろうと、すべての英語をこの読み方で読むのです。SIM音読から発展させたこの、一語一語に意味を込め、かみ締めるJIT音読が、英語力の向上に劇的な効果を現します。


5.加速した音声を聴いて、思考速度を加速する

 SIMの大学受験用ではなく、CBSコースとVOAコースには、Hyper-Speedの段階がついています。また最近のパソコンの音楽再生ソフトには、簡単に加速して聴くことができる機能が付いています(例えばWindows Media Playerや各種フリーソフト)。センスグループ毎にポーズを置くSIMのSKIPの段階を加速したものを含むSIMのHyper-Speedが取り組みやすいですが、普通の英語の音声素材を加速するだけでもある程度は効果があるかもしれません。徐々に加速したものを聴き、最速2倍(200%)くらいまで加速したものを聴いた後、100%を聴くと「インターチェンジ効果」で、普通の速さなのに、ゆっくり感じられ全部聴き取れるようになります。これも英語学習の後半に取り入れていくと、とても効果的なのでおすすめです。思考速度が速くなるようにも思います。


6.瞬間英作文でアウトプット訓練

 他に私の知る限りで英語習得の方法として良いと思ったものに、森沢洋介『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』があります。これは日本語の文が読み上げられた後、間を置いて、対応する英文が読み上げられるというものです。そのポーズの間に頭の中で自分で英作文して、すぐに答えが聞けるということです。これは特に実際の英会話の場面などで頭の中でやることに近いと思うので、この訓練を繰り返すとスピーキングもできるようになります。もちろんライティング力にも関係します。SIMと伊藤和夫の英文解釈は英語の4技能すべてに関係してはいるものの、どちらかというと、リスニング力、リーディング力というインプット面でより効果があると思うので、「瞬間英作文」で、スピーキング力、ライティング力のアウトプット面も鍛えると、英語力全般を向上させることができます。



(もっと狭義で、タイトルに相応しい内容をまだ書いていなかったことに気づいたので、TOEIC805→955 1ヶ月で150点アップの方法!に続く)

posted by tapestry7 at 16:55| 東京 曇り| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは︎

JIT音読に大変興味があります。
どのレベル迄、細かく分割されるか
何か具体例を出して頂けると
イメージか湧いて理解の助けに
なります。

また、区切るルール等ありますでしょうか。スラッシュリーディングの
区切りと違い等ありますでしょうか。

宜しければ宜しくお願い致します
m(__)m
Posted by Mich at 2014年07月04日 21:46
コメントありがとうございます!
お返事遅くなりましてすみません!

>JIT音読に大変興味があります。
>どのレベル迄、細かく分割されるか
>何か具体例を出して頂けると
>イメージか湧いて理解の助けに
>なります。

たとえばケネディの演説の冒頭だと

We / observe / today / not a victory / of party / but / a celebration / of freedom, / symbolizing an end / as well as / a beginning, / signifying renewal / as well as / change. For / I have sworn / before you / and / Almighty God / the same solemn oath / our forbears / prescribed / nearly / a century / and / three-quarters ago./

こんな感じですかねー。

区切り方は現時点ではまだ私はルールとしてちゃんと考えてないですけど、たとえば、

・S,V,O,Cは独立させる。
・ただし他動詞は目的語が短ければ動詞と一緒にすることもある。
・前置詞は前で区切ってあとに名詞等が続くはずだからそれとセットにする。
・意味上の主語、述語の関係も一緒にした方がわかりやすければ一緒にする。

というような感じでしょうか。
↓このように言ってる人もいるけど、結局は、英文解釈ができてたら切れ目がわかるということなのではと思います。

・動詞の後で区切る
・前置詞の前で区切る
・接続詞の前で区切る
・コンマ、セミコロン、コロン、ダッシュの後で区切る
・that節やwhat節の前で区切る
・関係代名詞や関係副詞の前で区切る


SIMと伊藤和夫『英文解釈教室』は相互補完的と感じます。

切れ目のルールとして私は現時点で『英文解釈教室』から学んだ英文解釈の感覚(もうほとんど意識下に沈んでいます)で切っているというのが実際のところで、逆にたとえばセンスグループを切るためのルールだけを覚えてそれを機械的に適用し続けても、あまり英語力の向上に結びつかないのではという気もします。


もし『英文解釈教室』をまだ読まれたことがないなら、読んでみられると良いことがたくさんあるように思うのでお薦めです。


>スラッシュリーディングの
>区切りと違い等ありますでしょうか。

スラッシュリーディングっていつから言われてるものなんでしょうかね。

ネットを見ていたら、個人的にはSIMが1960年代に確立したことの一部が広まって、そう呼ばれることもあるというのが実態ではないかなという気がします。

(実証的に追うことはできてないので断言することはできません)
Posted by at 2014年07月06日 03:11
懇切ご丁寧なご返答ありがとうございます︎

想像よりも細かく区切られていましたが近い感じでした。上記書いて頂いたような一般的に言われているスラッシュリーディングよりも、JIT的な区切りの方が、意味がじっくり入ってくる感じがします。
このプロセスが加速してくるとスラスラ読んでいる感じになってくるのかなぁと勝手に想像しています^^;
英文解釈の習得の度合いにもよるのかもしれませんが、私の場合まだ処理能力が未熟なので、飛ばそうとせずJIT的に読んだ方が読み返しをすることを防止できて結果的には早く読めるのかと最近思い始めました。更に習得して行くことで理解力を落とさずに早く読めるようになるのかなと想像しています。
英文解釈教室、2,3年前に2回読みました。私は国語力が足りないので日本語の解説が難しかったですが、結構楽しく味わいながら読んでいました。しかし、記憶力が弱いので大分忘れてしまっています。また時間を見つけて読み直したいと思います。
これからも学習の参考にさせて頂きたく宜しくお願い致しますm(__)m
Posted by Mich at 2014年07月07日 01:51
ところでMichさんて、一度タイムアタックでご一緒したMichさんですか?

もしそうだとしたら、その節はどうもありがとうございました。
そうでなければ、失礼しました!

Posted by at 2014年07月09日 01:32
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