【AWS発表】学術情報ネットワーク SINETとAWSがDirect Connectにより接続
本日は、「学術情報ネットワーク」(SINET)とアマゾン ウェブ サービス(AWS)の間がAWS Direct Connectにより接続されたことを発表いたします。
SINETは、日本全国の大学、研究機関等の学術情報通信の基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。全国8か所のコアノード間は40Gbpsの回線を基本に冗長化を図っています。また全国40か所を超えるエッジノードとコアノードの間は2.4Gbps~40Gbps、加入者までのアクセス回線は10Gbps~40Gbpsという高速アクセス回線という先端的なネットワークです。教育・研究におけるコミュニティ形成と、学術情報の流通を促進することを目的としています。
SINETでは、「SINETクラウドサービス」として、クラウドサービスを提供する機関を「サービス提供機関」と位置付け、サービス提供機関がSINETに直接接続出来る環境を整備してきました。この度、SINETとAWSがAWS Direct Connectにより接続されたことで、 SINET加入機関は、AWSが提供するクラウドサービスを、新たな専用回線の調達なく、セキュアな環境で接続し利用することが可能となりました。
学術で取り扱うデータの量が爆発的に増大する時代にあって、広帯域のバックボーンを持つSINETを経由して、安定的な帯域を持つ専用線でAWSと通信できることは、AWSの拡張性に富むサービスによりビッグデータを処理することを容易にします。接続試験の際には、2.5Gbpsを超える速度が計測されています。
また医療・ゲノム情報をはじめとする高いセキュリティが求められるデータについても、セキュアな経路を通り、セキュアなAWSにおいて分析・処理・保存できるようになります。
教育系、バックオフィス系のシステムにおいても、セキュアにAWSと接続できることにより、サーバーをAWSに移行することが一層安心で容易になるため、システムの構築運用管理におけるコストの最適化を図りやすくなります。
ご利用までの手順
既にSINETご利用中の機関が「SINETクラウドサービス」を利用してAWSと接続なさりたい場合、ご利用機関のネットワーク管理者様には、以下のような手順で接続を進めていただきます(最新の情報は、NIIの申請ページをご覧ください)。
- 「SINETクラウドサービス」によるAWSご利用の決定
- AWSに連絡
申請に必要なVLAN IDの発行・調整等を行いますので、AWSまでSINET接続を希望する旨、お問い合わせください。折り返し担当者より必要な情報を提供致します。 - NIIへの接続申請書の提出
「SINET4利用申請書(商用クラウド利用)」を記入してNIIの申請窓口までメールでお送りください。 - AWS Direct Connectの設定作業を実施
まずVGWを作り、VGWのIDと、AWSIDをAWSに伝えます。
AWSからの作業通知を待ってから、VGWをAcceptしてください。
BGP MD5パスワード、IPアドレスペア等、AWSから、ルータに追加して欲しい設定をお知らせしますので設定作業を実施してください。 - NIIによる.受付処理と接続承認
NIIからメールで、接続作業日時等を記載した接続承認メールが届きます。そのメールに従って接続作業を実施してください。 - 学内のネットワーク環境の調整
さあ、あとは学内のネットワーク環境を調整すればSINETを経由してAWSに接続する準備が整います。
ご利用料金
ユーザーには、専用線費用もAWS Direct Connectのポート料金もかかりません。AWSから見てインバウンドのデータ転送料金は無料で、アウトバウンドのデータ転送に課金されるだけです。しかもこのアウトバウンドのデータ転送料金は、AWS Direct Connectの料金である1GBあたり0.042ドルが適用されますので、インターネットを経由した場合に比べて大幅に経済的です。
セキュアで安価で簡単に接続できる「SINETクラウドサービス」によるAWS接続を是非ご利用ください。
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