関西大学:天六キャンパスを40億円売却 梅田にビル購入

毎日新聞 2014年07月16日 19時26分

 関西大学(楠見晴重学長)は16日、大阪市北区の天六キャンパス(9273平方メートル)を約40億円で阪急不動産に売却すると発表した。また、阪急梅田駅そばの北区鶴野町に建設されるビル(8〜9階建て)と土地(806平方メートル)を同社から購入、主に社会人向けの授業をする。価格は未定。ビルは2016年8月に完成予定。

 北区長柄西1の天六キャンパスは1929(昭和4)年に設置された。夜間部が置かれていたが、94年に夜間部の全学部が千里山キャンパス(大阪府吹田市)へ移転し、現在はほぼ利用していない。関大が昨年末から売却を検討していた。今年10月に建物の解体工事が始まり、マンションなどが建設される。

 ビルを購入する場所は阪急電鉄が所有する駐車場で梅田駅の東へ徒歩4分の好立地。楠見学長は「梅田は利便性が高く、人が集まりやすい。社会人対象の教育拠点として最適だ」と話している。【斎藤広子】

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