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事件
【ベネッセ情報漏洩】派遣SEきょう逮捕 顧客情報複製の疑い
2014.7.17 08:05
[事件・トラブル]
通信教育大手「ベネッセコーポレーション」の顧客情報流出問題で、データベース(DB)の管理会社に派遣されている下請け業者のシステムエンジニア(SE)の男が転売目的で顧客情報をコピーした疑いが強まったとして、警視庁生活経済課が不正競争防止法違反(営業秘密の複製)容疑で17日に逮捕する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
SEは任意の事情聴取に昨年末から6月までコピーと転売を繰り返したことを認めた上で、「同じ名簿業者に複数回に分け、数百万円で売った」と供述。ベネッセから同法違反(営業秘密の複製、開示)罪で告訴を受けており、生活経済課は開示容疑でも調べる。
捜査関係者によると、SEは6月、ベネッセグループの管理会社「シンフォーム」の東京支社(東京都多摩市)で、貸与されたパソコン(PC)を使ってDBにアクセスし、顧客情報を記録媒体に不正にコピーした疑いがもたれている。
ベネッセは約760万件の顧客情報が流出したのを確認しており、SEから任意提出された記録媒体や自宅のPCに残されていた大量の子供の個人情報が流出情報と一致した。売却先の名簿業者でも買い取り記録が見つかったという。
この名簿業者は「名簿業者ではない1社に転売した」と供述。顧客情報は今年1月ごろから複数ルートで少なくとも10社程度に出回っていたとみられ、生活経済課は流出ルートの特定も進めている。
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