派遣社員をきょうにも逮捕 ベネッセ問題7月17日 5時09分
「ベネッセコーポレーション」の通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が流出した問題で、外部業者の30代の派遣社員の記憶媒体に残された個人情報と顧客データベースの情報とが一致したことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、この派遣社員が営業秘密にあたる個人情報を流出させた疑いが強まったとして17日にも不正競争防止法違反の疑いで逮捕する方針です。
この問題は、ベネッセコーポレーションの通信教育サービスを利用している子どもや保護者の名前や住所などおよそ760万件の個人情報が流出したものです。
警視庁によりますと、顧客データベースの保守管理を委託されていた外部業者の派遣社員だった30代のシステムエンジニアが関与を認めているということですが、この派遣社員が警視庁に任意提出した記憶媒体に残された個人情報とデータベースの情報が一致したことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁によりますと、派遣社員は任意の事情聴取に対し「1つの名簿業者に個人情報を数百万円で売った」と話していて、情報の持ち出しと業者への売り渡しを繰り返し行っていた疑いがあるということです。
警視庁は、この派遣社員が営業秘密にあたる個人情報を売り渡す目的で流出させた疑いが強まったとして、不正競争防止法違反の疑いで17日にも逮捕する方針です。
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