主要電子マネーのひとつであるSuicaの利用件数が、前年比で40%近くも増加したことがわかりました(2014年5月の統計データ)。
日本経済新聞社が各社に聞き取り調査した。最も伸び率が高かったのは東日本旅客鉄道(JR東日本)が発行する「Suica(スイカ)」で、39.9%増の1億740万件。
これを踏まえると、電子マネーの利用者はそろそろ頭打ちどころか、まだまだ増加中のようですね。しかも2014年5月の統計ですからね、消費税増税による駆け込み需要がない状況下でこの数値です。
WAONやnanacoも絶好中:
日経新聞の記事によると、nanacoもWAONも絶好調な模様。それぞれ2013年比で20%以上の利用件数増が記録されています。
決済件数が最多のセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」は、前年同月比21.1%増の1億1500万件だった。ポイントを増やすなど増税後のキャンペーンなどの効果で発行枚数は前年同月比27.1%増の3108万枚だった。イオンの「WAON(ワオン)」も20%増の4140万枚に伸ばした。
楽天Edyは伸び悩み?
ちなみに、記事中では楽天Edyの利用件数のみ触られていません。
日経工業新聞あたりでまた電子マネー利用状況についての詳細データが出てくるのだとは思いますが、それを確認せずとも楽天Edyだけが利用件数が伸び悩んでいることは容易に想像できますね。個人的にはEdyと楽天が提携した時点でもっと伸びると思っていただけに、これはちょっと予想外な感じです。
なんにせよ今後もnanaco、WAON、Suicaの電子マネー3強が、現金払いの需要を減らしていくのでしょう(クレジットカード払いも増加中してますよ)。
以上、Suicaの利用件数が前年比で約40%も増加(2014年5月の統計データ)!nanacoやWAONも20%以上の伸びを記録…という話題でした。