Google+ がプロフィール名の実名要件を取り下げ、任意の名前を名乗れるよう規約を改定しました。
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Google は Google+ を各サービス共通のユーザーアイデンティティ登録サービスと位置づけ、原則的に実名や通名での登録を求めてきました。
しかし7月16日付けの発表では、実名ポリシーは実世界とリンクしたコミュニティ形成に役立ってきたとしつつ、より多くの人々を受け入れるためプロフィール名の制約を撤廃するとしています。
(Google+ は厳密には「実名」強制だったわけではありませんが、戸籍や法律上の実名でなくても実生活で使っている名前を使うことを要求していました。現実にはアカウント作成に証明書類の提出を求めることもなく、本当に実世界で使っている名前なのか確認しないものの、Googleの判断基準で名前らしくないとされた名前は禁止され、本当に自分の名前ですと申告して認めて貰う手続きが必要でした。)
実名ポリシーの撤廃で好きなプロフィール名を選べるようになりましたが、依然として多少の制限はあります。たとえば、
・姓と名が必要。分けたくない場合は、名 (ファーストネーム)のほうに使いたい名前を入れて、姓のほうには . (ドット)を入れることを薦めています。文化によってはもともとファーストネームとラストネーム(ファミリーネーム)が両方あるとは限らないため、名字をドットにするやり方は実名がファーストネームだけの場合の標準でした。
・英数字や記号は不可。実名に英数字や記号がある場合もありそうですが、変更が求められます。
・寿限無寿限無(略)。長さ制限があります。
・利用規約で禁止されているもの、一部の禁則名は使えません。また著名人や他人へのなりすましがアカウント停止になることも変わっていません。
Google+ プロフィール名は、現在のルールでは3か月間に3回まで変更できます。(以前は2年間で3回までだった)。3か月につき3回を使い切ると、また変更できるまでには最大で3か月待つことになります。