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【大リーグ】

イチロー、やっぱりあったトレード話!! アストロズ漏えい資料で発覚

2014年7月2日 紙面から

 イチロー、トレード放出の瀬戸際だった!? ヤンキースが今年3月、イチロー外野手(40)のトレード放出を画策していた。判明した原因は、アストロズの内部情報がハッキングにより漏えいし、インターネットで閲覧可能になったため。ア軍は6月30日(日本時間7月1日)、「漏れた情報の一部は真実だが、一部は捏造(ねつぞう)だ」と声明を発表したが、米ヤフースポーツのパッサン記者は「複数のメジャー関係者が『漏えい情報は事実』と認めた」とツイートした。ア軍によれば、連邦捜査局(FBI)と大リーグ機構も情報の流出元を特定する調査に乗り出した。

 衝撃の情報が外部流出した。アストロズのフロント陣が用いていたオンライン連絡網にハッカーが侵入し、昨年6月〜今年3月まで10カ月間にわたるトレード情報が漏えい。これがインターネットの匿名掲示板に載り、30日に米メディアが知るところとなった。その中には3月18日の日付入りで、イチローに関するトレード情報も存在した。

 「(ヤンキースGM補佐)ビリー・エプラーがDS(ア軍のデービッド・スターンGM補佐)に連絡してきた。連中はいまだにイチローを動かそうとしている。イチローが200万ドル(約2億200万円)に下がるまで喜んで金を払うそうだ」。イチローの今季年俸は650万ドル。そのうちヤ軍は450万ドルを肩代わりしてでもトレード放出を模索していたことになる。

 気になるのは流出した情報の信頼性だ。ア軍は声明で情報の漏えいを認めた上で、「漏れた情報の一部は真実だが、一部は捏造(ねつぞう)だ。どれが事実で、どれがでっち上げなのかは指摘できない」と苦しい煙幕を張ったが、米ヤフースポーツによれば、複数のメジャー関係者が「漏えい情報は事実だ」と認めた。

 実際に実現したトレードも、流出情報に含まれている。昨年7月、バド・ノリス投手はア軍からオリオールズにトレード移籍したが、ア軍はその前に他球団とノリスについて積極的に交渉。パイレーツやレッドソックスなど、少なくとも5球団と交換要員について話し合っていた。

 他のビッグネームでは、マーリンズが今をときめく大砲スタントンの放出をもくろんでいたことが判明。交換要員にカストロ捕手とスプリンガー外野手の主力2人を要求したため、ア軍が拒否したという。

 「結果的にイチローを放出しなくて正解だった。ベルトランは故障で守れない」と米スポーツサイトのY101。それでも、このニュースに無言を貫いているヤ軍に対し、イチローの忠誠心は大きく損なわれることになりそうだ。

 

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