無料通信アプリ「LINE(ライン)」の利用者が、不正ログインで知人に成り済ました人物から「電子マネーを購入して番号を送ってほしい」とトーク機能を通じて持ち掛けられる詐欺事件が、大阪府内で未遂を含め19件相次いでいることが4日、分かった。実際の被害は12件で計約50万円に上り、府警サイバー犯罪対策課が手口とともに公表した。
同課によると、19件は、6月に入って連続発生。いずれも「忙しいので代わりに電子マネーを購入して、プリペイドカードの番号を写真で送ってほしい」などと依頼されていた。大阪市の30代男性の場合は、10万円分をコンビニ店で購入して番号を送り、被害に遭ったという。