地表すぐをなんとも不安な角度で飛んでいるのは、ボーイングの最新旅客機 787ドリームライナー。今月のファーンボロー国際航空ショーに向けて、運動性能を誇示するリハーサル中の映像です。飛行機が苦手な方にはお薦めできない動画は続きに掲載。
[Photo credit: Simon Dawson/Bloomberg via Getty Images]
787-9 は、ドリームライナーこと787型機のうち胴体を延長して積載量を増やした派生モデル。基本の787-8は2009年に初飛行しすでに各国の航空会社で就航していますが、787-9は 2013年9月に初飛行、今年から引き渡しの最新モデルです。
動きの軽さから旅客機型のラジコン飛行機でも飛んでいるように見えるものの、787-9は全長63m、ウィングスパン60m、高さ17m、座席数 約280の中型ワイドボディ旅客機です。
動画では空戦ゲームのような深いバンクの急旋回や、とても乗客になりたくない急離陸・急上昇を見せていますが、これは貨物や乗客を載せずもっとも軽い状態で、顧客に運動性能をデモするため。当然ながら、乗客としてこんな飛び方は(たぶん)体験できません。