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できごと
LINE乗っ取り、電子マネーだまし取られる 滋賀県
スマートフォン向け無料通信アプリ「LINE(ライン)」のアカウントが乗っ取られ、知人になりすました犯人の依頼で電子マネーの代金をだまし取られる事件が、滋賀県の草津市と甲賀市で相次いだ。LINEのアカウント乗っ取りは全国各地で報告されており、県警は注意を呼びかけるとともに、詐欺と不正アクセス禁止法違反の疑いで捜査している。
草津署、甲賀署によると、被害に遭ったのは草津市内の男子大学生(19)と甲賀市内の無職男性(24)。2人は8日、いずれもそれぞれの知人からメッセージが届き、「自分の代わりに電子マネーを購入してほしい」などと持ちかけられた。
2人は内容を信じ、大学生は4万円相当、男性は5万円相当の電子マネーをコンビニエンスストアで購入し、利用できるようになる暗証番号などを返信。その後、それぞれの知人に連絡するなどし、そうした依頼がなかったことが分かった。
LINEをめぐっては、最近になって、利用者のアカウントが乗っ取られ、まったくの別人がその利用者になりすまして電子マネーの購入を呼びかけるメッセージを送る事件が各地で発生。今回もそうした手口だったとみられる。
県警生活安全企画課によると、県内では6月23日、栗東市の40代の女性から「友人がLINEを乗っ取られているようだ」と相談があって以来、今月9日までに甲賀市や近江八幡市などで、20~40代の男女から計5件の相談が寄せられている。
すべて、電子マネーを購入させる手口で、先月26日には長浜市内の男女2人が計約22万円だまし取られる被害に遭っている。
同課は「LINEの設定で、他の端末からログインできないようにする」「パスワードを頻繁に変える」などと注意を呼びかけており、「金銭にからむ文面がLINEで送られてきた場合、知り合いでも必ず電話など、直接、確認してほしい」と訴えている。
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