外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」 第2回:流血! マダイの外道

『外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」』とは、日頃は都内のIT企業に勤める文字通りの外道である外道釣り師Tが、ズブの素人である我々を引き連れて、目的とする種類以外の魚を釣りに行くという不定期連載。第2回は葉山でマダイ釣りに挑戦。果たして外道の釣果はいかに……!? (葉山のグルメ和食

外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」 第2回:流血! マダイの外道

げどう【外道】とは

①〘仏〙 仏教以外の思想・宗教。また,その信者。特に,釈迦の同時代に存在した教説をさす。六師外道や九十五種外道など。

②真理に反した説。また,それを説く人。邪道。

③人に災厄をもたらすもの。悪魔。また,邪悪の相を表した仮面など。 「金毘羅童子と作て,-諸魔を調伏し/読本・弓張月 拾遺」

④人をののしる言葉。 「悪魔-め,人の陰徳のさまたげをして/滑稽本・七偏人」

⑤釣りで,目的とする種類の魚以外に釣れた魚。

(三省堂 大辞林 第三版より)

 

外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」第2回:流血! マダイの外道

『外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」』とは、日頃は都内のIT企業に勤める文字通りの外道である外道釣り師Tが、ズブの素人である我々を引き連れて、目的とする種類以外の魚を釣りに行くという不定期連載である。

 

今回で2回目の連載なのだが、1回目ですっかり気をよくしたのか、ポケットに手を突っ込んでいる外道釣り師T。すっかり大将気取りである。こうして、すぐ有頂天になるところが外道が外道たる由縁だ。第1回目の模様はこちらから。

 

 

 

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ちなみに現場付近に2匹の猫がいたのだが、外道釣り師Tが姿を現した瞬間、1匹の猫が逃げ出した

 

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外道が外道であることは動物にも伝わるのである。ましてや釣られた魚は針がかかった瞬間、それが外道の垂らした針であることを身を以て実感するのだ。

 

 

 

 

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これまでの画像からお気づきかもしれないが、この日はあいにくの雨。そんな中、本日釣りに行くのは、こちらの魚。

 

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マダイチョイキスである。
なんで今回ターゲットにマダイを選んだのか、外道釣り師Tに訊いてみると、「この時期のマダイは、市場価格だと1kg=2000~3000円はするからね。それこそ4~5kgのやつだと1万円は超えるよ」と語るT。前回を読んでいただいた方はお分かりの通り、すぐにお金に換算する外道釣り師T。もはや外道の風上にすらおけない人間である。

 

 

 

 

準備をしたら、いざマダイ釣りへ出発するわけだが、当然釣り船に乗るにはお金がかかる。その代金を支払うわけだが、おもむろに巨大な財布を取り出した外道釣り師T。

 

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誰も訊いてないのに、「やっぱり力士と財布は重いに限るよな」と1mmも面白くないことを口走る。だったら、おごってくれるのかと思いきや「ここ船代はみんな一律だから」と、全員に財布を取り出すように促す外道釣り師T。本当に外道である。

 

この日、乗せていただいた船はこちら。

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乗り込んだ外道釣り師T。

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あいかわらず面白い後ろ姿だが、後ろで一生懸命、物を渡そうとしている人を、どこか嘲笑っているかのように見えるのは、こちらの外道への先入観ゆえだろうか。

 

ポイントに着くと、いよいよ釣りがスタート。マダイ釣りにはオキアミと呼ばれるエビのような餌を使う。釣りをしている時は本当に嬉しそうな外道釣り師T。

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糸を垂らすなり

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いきなり引きが来た外道釣り師T。

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上げてみると……

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釣れたのはサバ、しかも2匹。マダイの外道である。

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「サバも手釣りだと末端価格では1匹2000円ぐらいするからね」と再び金の話を出す外道釣り師T。

 

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こんな奴に釣り上げられたのか、と必死に逃れようとするサバ。しかし、ここで外道っぷりが終わらないのが外道釣り師Tである。「サバ折りって言うじゃない?」と嬉しそうに語り始める外道釣り師T。

 

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※ここからは映像でお楽しみください。

 

 

「釣ってね、すぐに血抜きすると、いいんだよね」と嬉々と語る外道釣り師T。手元のバケツに無造作に釣ったサバを投げ入れていく。バケツは血の海だ。言わずもがな外道である。

 

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その後も外道を釣り上げる外道釣り師T。

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ここで釣り上げたのはオニカサゴ。よく知られているように固い背ビレには毒がある。「本当かどうか、触ってみれば」と外道釣り師T。釣り上げた時のドヤ顔も含めて、もはや外道と呼ぶのも面倒くさくなってきた。

 

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こんな外道に釣り上げられた可愛そうなオニカサゴのアップ。「これぞ外道釣り師だろ」と言わんばかりにこちらに突き出してくる。うっとうしい外道である。しかし、その時――。

 

 

 

後ろから聞こえる「キター」の声。

 

 

 

 

そうして同行者の女性が釣り上げたのは、こちらです!

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こちら、シーラというお魚。深海魚、ではありません。ゆうに1mは超える大きさ。

 

 

ドーン!

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写真では分かりにくいが、実物は七色に輝いてキレイ。これぞ外道中の外道である。どっかに外道釣り師とか、自ら名乗る輩がいたが、こうした大物を釣ってから言ってほしいものである。

 

そんな心の声が聞かれたのだろうか、外道釣り師を名乗っていたTは…………

 

 

 

スネた

 

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この後、チョイキス釣りでもみんなでいろいろ外道を釣るものの、Tの機嫌が直ることはなく、そのまま釣りは終了。結局、目的のマダイは釣れなかった……。

 

 

 

 

丘に着くと、出発前にいた猫もお出迎え。

 

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でも、外道のTが来ると、やっぱり去っていく

 

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後ろ姿がなんだか哀愁たっぷり。

 

しかし、当のTは丘に上がってから、なんだか機嫌がいい。「お前ら、シーラなんてさばけないだろ」と繰り返している。「俺がさばいてやるよ。いつもだったら金とるんだけど」と語る外道のT。金に汚い、自意識が強い、大人げない、動物に嫌われる。外道の宝石箱のような奴である。

 

おもむろに包丁を取り出した外道のT。それは突然始まった。

 

※ここからは動画でお楽しみください。

 

 

 

ついでに、一緒にサバとキスをさばく動画もお楽しみください。

 

 

 

 

ちなみに、こちらはキス釣りで釣り上げた外道たち。

 

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右からオジサン、ヒメ、ホウボウ、トラギス。後ろにいるのがメゴチ。このメゴチ、触るとヌメッとしていて、クーラーボックスに入れると、水全体がヌメヌメに。どれぐらい粘るかというと、こんな感じ。

 

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外道釣り師Tは「ローションじゃん」と騒いでいる。いちいち譬えに品がない。外道である。

 

外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」の第2回はこれにて終了。今回、「外道」という言葉が出てきた回数は55回。「g」を押しただけで予測変換で「外道」と出てくるようになりました。ちなみに、Tによれば次回第3回は、マグロの外道に挑戦したい、とのこと。外道の前にマグロが釣れるのか、それってなかなか結構なことなんじゃないのか、と思わずにはいられない。

 

最後は外道釣り師Tの「海の上ではイイ男」恒例、Tによる釣果を使ったレシピです。

 

1. 〆

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  • 3枚におろしたを振り1時間ほど寝かせて適度に水分を抜く
  • 軽くを洗い流す(このとき真水ではなくを溶かした水で洗い流すと良い)
  • 米酢にお好みで寿司酢を混ぜ、脂の乗り具合にもよるが15分ほど漬け込み
  • 酢から上げてキッチンペーパーで酢を拭く
  • 冷蔵庫で1時間ほど寝かしてから、の皮を剥ぎ適当な暑さに切って完成

 

 

2. 白鱚のフリッター

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3. 焼き

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  • 3枚におろしたを振り、15分ほど寝かせて適度に水分を抜く
  • オーブンなどでお好みの加減に焼いて完成

 

 

テキスト:ぐるなび編集部 氏家馨

 
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