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こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。
さて突然ですが、皆さんはWebライターに求められる「文章力」って何だと思いますか?いろいろな意見があると思いますが、やはり「最後まで記事を読ませる力」と言えるのではないでしょうか。
もちろん、これまで紹介してきたように、Web上で記事を全文読んでもらうというのはかなり難しいことです。でも、せっかく書いた自分の文章は、やっぱり最後まで読んでほしいですよね。
というわけで今回は、書式上の注意や記事に説得力を持たせるポイントなど、Webメディアに掲載するからこそ意識しておきたい6つのライティングテクニックを紹介したいと思います。
あなたの文章力(=読ませる力)が確実に向上するものばかりですので、ぜひ一度目を通しておいてください。
▼目次
スマートフォンの普及により、ブログや記事などのWebコンテンツは電車の待ち時間や移動中、あるいは仕事の休憩中といった「隙間時間」に読まれることが非常に多くなりました。キュレーションアプリの急成長もあり、今後はさらにその傾向が加速していくことでしょう。
読み手側がPCの大画面で「じっくり」ではなく、スマホの小さい画面で「サラッと」という姿勢で記事を読む以上、書き手側もそれにあわせた読みやすい文章としなければいけません。(※技術系HowToなどの最初から「じっくり」読ませることを目的とした記事は除きます)
長い文章、あるいは冗長な文章は、Webでは特に嫌われてしまいます。内容に関わらず、長い文章を読まされた(それだけ時間を取られてしまった)、というだけで批判的なコメントが寄せられる場合も。
記事内では図や箇条書きなども上手く用いつつ、文章自体は“簡潔で内容をストレートに伝える”ということを強く意識して書いていきましょう。
主に広告などでのコピーライティングで重視されるのが、「ファクト・メリット・ベネフィット」という3つの要素です。きちんと違いを意識した上でユーザーに訴求できているかどうか、が問われることになります。
簡単に説明すると「ファクト=事実」、「メリット=利点・長所」、「ベネフィット=利益」となります。
例えば車を買う人にとっては、
- ファクト:エンジン性能、排気量、定員数などの数値やスペック
- メリット:遠い距離まで移動できる、荷物がたくさん積める、他の車と比べて安い、燃費がいいなど
- ベネフィット:子供の学校への送迎ができる、家族旅行などの思い出が作れる
というような違いになります。
ファクトはとても分かりやすい(そして、ファクトだけでは読者にとって良いか悪いかはほとんど判断できない)のですが、ややこしいのがメリットとベネフィットです。日本語でもう少し定義を説明すると、
- メリット:商品の直接的な良い部分
- ベネフィット:商品によってもたらされる価値
と言えば多少は分かりやすいかもしれません。
一定のファクトの記載は、記事の信頼性を証明する意味で絶対に必要です。そしてメリットをただ並べるだけでも、十分に興味深い記事となる場合も勿論あります。例としては、
- ある程度読者側に知識があることを大前提とした紹介記事:専門メディアでのPCの性能比較 etc.
- メリットそのものが非常にわかりやすい、または大きい記事:世界で1つしかない○○の紹介、「今だけ半額」的な期間限定のニュース etc.
などになります。
しかしより多くの人に、より興味を持って自分の記事を読んでもらうためには、ベネフィットを提示することは欠かせません。
たとえば、デジカメを買おうと思っている人の大半は「画素数」や「絞り」などのファクトについて解説されても、それが自分にとって良いことなのかどうかがわからないでしょう。
そんなことよりも、
このデジカメなら(起動時間が圧倒的に早いので)子供たちが運動会で一瞬見せる、真剣な表情を見逃さない
というように()内で提示されているファクトやメリットの先にある“ベネフィット”を提示されたほうが、商品への興味は湧いてくるものです。
あなたの記事も、読むことで「これがわかる」だけでなく、読むことで「あなたの生活が、こんな風に変わる(こんなこともできる)」ようになる、とベネフィットを提示するところまで意識して書くようにしてみましょう。
「ベネフィットに興味を持ち、メリットを知り、ファクトを確認する」という流れを意識したような文章構成ができれば、最後まで自然と読まれるような記事となるはずです。
Googleの検索エンジンは、ユーザーの“記事に対する満足度”を検索結果に反映しようとしています。その際の重要な指標となるのが、ページへの滞在時間や直帰率です。
記事を数行読んだとき「ここに必要な情報が書いてあるかどうかわからない」「読むのが面倒くさそうだからやめよう」と思われるようでは、滞在時間や直帰率は当然低下してしまい(=満足度が低いと判断され)、検索順位も大幅に下がってしまいます。
結論を冒頭に持ってくることで、まずはユーザーに「自分が探していた情報かどうか」を判断してもらうようにしましょう。結論を読んだ上で記事を読み進めてくれる人は、その情報を詳しく知りたい人であり、全文を読んでくれる可能性が高い人となるからです。
人の関心をひきつけるという意味では論文やプレゼンの基本でもありますが、SEOのテクニックとしても非常に有効です。
たとえば「ユーザー満足度100%のエステサロン」よりも、「顧客満足度97.2%のエステサロン」と言われたほうが、具体的で説得力がありますよね。
逆に、「約100%」や「概ね100万人」などの大雑把な数字ばかり使っていると、正確なデータではないのでは?(ちゃんと調査していないのでは?)と思われてしまいます。そうなると、読者は記事自体を読む気がなくなってしまうことになるでしょう。
論拠や根拠といったものは、Webでも当然重要視されます。記事を書く上で様々なデータを参考にすることも多いですが、せっかく調べた数字であれば、その「見せ方」にも注意をしましょう。
Webメディアの記事の多くは、まずはタイトルで興味深い主張をし、読者の興味をひくところからはじまります。しかし主張をした以上は、その理由が提示できなければ、記事として成立しなくなってしまいます。
たとえば「確実に1ヶ月で30万円収入を増やす方法教えます」という記事であれば、
なぜ1ヶ月で確実に30万円収入が増えるのか?
という“読者が当然感じるであろう疑問”に対し、
なぜなら確実に1日1万円ほど収入が得られる副業があるからだ
というような理由を記事の中で提示しなければなりません。そして、
その副業とは○○のことだ → ○○の仕事は1日1万円の収入を生む → なぜなら△△だからだ
というように、記事内でより具体的な理由をいくつも並べて証明していくことで、記事の信頼性は高くなっていきます。
1つ1つの理由の証明は小さいものであっても、どこか1箇所でも矛盾や論理破綻が起きている場合、記事全体が嘘のように見えてしまうものです。十分注意しましょう。
もちろん盗作などはいけませんが、これだけ沢山の情報が溢れている現代において、「全く新しいオリジナルな内容の記事」というものは滅多に存在しません。とくにHowToなどについては、結論的にはどれも一緒のようなものになります。だからこそ、記事にはWebライターの「自分らしさ」が最も必要となります。
たとえばカレーの作り方についての記事を書こうとしたとき、材料・道具・手順などは誰が書いてもほとんど同じものになりますが、
というような設定がきちんとされていれば、まずは“その人(=ターゲット)にとっての”詳細な情報が記載された読みやすい記事ができ上がります。
上記a.にプラスαする形で、ライター自身の視点(=自分らしさ)を盛り込むようにしてみましょう。今回はカレーという「料理を作る」ための記事となるので、ライター自身が料理に対して普段どういうスタンスなのか、が1つの視点となるはずです。たとえば、
など、ライター(の持つ背景)が異なれば、同じターゲットに向けて書いた同じ内容の記事であっても視点は全く異なったものとなります。それこそがオリジナルな記事にとって必要な要素となるのです。
上記b.を受けて、普段自炊をしない人に向けて書かれた、
という2本の記事は、たとえ、
としても、強調すべきポイントや言い回しなど、記事内容としては完全に別モノとなり、それぞれに需要が生じることでしょう。
実際には料理ができないライターが、料理ができるという体裁で記事を書く(手順に沿った作り方をマニュアルとして紹介するetc)ことは勿論あります。しかし料理ができないという実際の立ち位置で書いたほうが、当然“自分らしい”記事に仕上がります。
自分らしさがある記事ほど、読んでいて「個性」を感じさせる記事となります。つまり自分らしさを見つけ、その視点を磨きあげるテクニックこそ、ライターとしての強みになるのです。
いかがでしたでしょうか。書式上の注意や記事に説得力を持たせるポイントなど、Webにおける文章力を向上させるための様々なテクニックを紹介させていただきましたが、ライターにとって一番大切なのはやはり「文章を書く」こと。
読ませるテクニック云々の前に、ライターはとにかく数を書きましょう。書かないことにはどんなテクニックも身に付きませんし、書いてみることではじめて自分の課題(文章が無駄に長い、ターゲットが不明瞭etc)が分かってくるものです。
まずは、メディアで、あるいは数を稼ぐという意味では個人ブログでもいいので、とにかく記事を沢山書くようにしましょう。その上で今回の記事を、課題解決のためのヒントの一つとしてご参照いただければ幸いです。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!
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