【球宴】ダル、1回を三者凡退!上原も見事な火消し!アの勝利に貢献
◆第85回MLBオールスターゲーム ア・リーグ5―3ナ・リーグ(15日、米ミネソタ州ミネアポリス、ターゲット・フィールド)
ア・リーグが5―3でナ・リーグを下して今年のワールドシリーズのホーム開幕権を手にした。通算成績はアの40勝43敗2分け。
ア・リーグのメンバーとして参戦したダルビッシュ有(27)=レンジャーズ=、上原浩治(39)=レッドソックス=が登板。ともに持ち味を発揮し、勝利に貢献した。MVPは先制、勝ち越しと貴重な打点を挙げたトラウト外野手(22)=エンゼルス=が選出された。
ダルビッシュは3回、ア・リーグの3番手として3度目の出場にしてオールスター初登板。2番・プイグ(ドジャース)を見逃し三振、両リーグトップの打率3割4分5厘をマークする3番・トゥロウイツキー(ロッキーズ)には超スローカーブを投じる場面もあり、最後は左飛。昨季ナ・リーグで本塁打、打点で2冠に輝いた4番・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)を二直に打ち取り、三者凡退でナの攻撃を退けマウンドを降りた。
上原はア・リーグが5―3と2点リードして迎えた6回、2死三塁のピンチでカズミアー(アスレチックス)に代わってイニング途中での登板。得意のスプリットでメゾラコ(レッズ)を空振り三振に切って捨て、4球で見事な火消しを見せた。
日本選手の登板は、2007年斎藤隆(当時ドジャース、現楽天)以来。2人登板したのは初。上原の39歳での登板は、日本選手として最年長となった。
12勝を挙げている田中将大投手(25)=ヤンキース=は右ひじ故障のため出場していない。
試合は1回にアが今季限りで引退表明し、この試合が最後のオールスターとなるジーター(ヤンキース)の二塁打を足がかりにトラウトの適時三塁打、カブレラ(タイガース)の2ラン本塁打で3点を先制。一度はナに追いつかれたものの、5回にトラウトの三塁線を破る勝ち越し適時二塁打などで2点を加え勝ち越し。11投手のリレーで、最後までリードを守りきった。
アの「1番・遊撃」で出場したジーターは2打数2安打で有終の美を飾った。
ダルビッシュ有投手「これだけのメンバーの中で3番目に投げさせてもらってすごく光栄。すごい選手ばかり守ってくれて変な感じだった。(スローカーブは)ファンの人が喜ぶ球なので見せることができてよかった」
上原浩治投手「本当にいい経験をさせていただいた。満足です。何事も経験しないと語れない。自分の野球人生で、いろいろと語れるうちの一つになると思う。打たれたくないのはどの試合も同じ。ほっとしている」
トラウト外野手「(最優秀選手に選ばれ)昔から憧れていた球宴の舞台で活躍できて、本当にうれしい。ジーターとの1、2番は最高の思い出になる」
ジーター内野手「試合を楽しめた。(交代する時の盛大な拍手は)信じられないような素晴らしい瞬間だった。きっと忘れないだろう。ファンが敬意を払ってくれた」
ア・リーグ・ファレル監督「できるだけ選手を起用して、勝とうと話していたが、それができた。(上原は)スター選手が並ぶ打線を相手にやるべきことをやってくれた。重要な三振を奪ってくれた」
ナ・リーグ・マシーニー監督「こういう試合では多くのミスはできない。(1回に2ランを打った)M・カブレラにはそれをやられた。(ジーターには)球場全体が敬意を払っていた。どの選手もいいシーズンを送っているようだし、後半戦も楽しみ」