再送-UPDATE 1-社会保障自然増1兆円は聖域との認識間違い=歳出削減で甘利担当相
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[東京 15日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は15日の閣議後会見で、来年度予算編成に関し、「全体像としては生産性を上げ、成長に資する予算にすることが大事」との認識を示した。その上で「ムダを省くのに社会保障の自然増は致し方ない。(毎年1兆円ずつ増えていく)自然増が聖域との認識は間違い」と述べた。 一方、環太平洋連携協定(TPP)の交渉状況については「12カ国首脳が年内の妥結に向けて最大の努力をする共通認識をもつことが大事」と指摘。「越年すると米国が大統領選モードに入り、(TPP)どころではないという感じになってまう。それから先は新しい大統領のもとで(の交渉)となり、長期間漂流するのは好ましくない。政治スケジュールをにらみながらまとめる強い決意が必要」と語った。 月例経済報告で景気判断が上方修正されるとの一部報道については「景気が、反動減をどう克服できるかに注目が集まっている。反動減は克服しつつある、との観測が明らかになりつつある」と述べるにとどめた。
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