【フォルタレザ=石川陽平】ロシアのプーチン大統領はBRICS首脳会議で「エネルギー連合」の創設を提案する。資源の共同備蓄やエネルギー政策の研究所の創設が柱。ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)が明らかにした。首脳会議で正式合意する「BRICS開発銀行」の設立など金融面に続き、エネルギー安全保障でも新興5カ国で協力を深める。
5カ国は石油やガス、鉄鉱石など天然資源を豊富に埋蔵する一方、多くの人口を抱えて消費量が急増している。資源大国のロシアにはBRICSで存在感を高める中国に対抗し、経済政策で主導権を握る思惑がある。
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