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MVNOの普及などで存在感を増す、低価格なSIMロックフリー端末

2014/07/16
末安 泰三=日経コミュニケーション (筆者執筆記事一覧
出典:日経コミュニケーション2014年6月号pp.50-51
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 様々な事業者のSIMカードを利用できる「SIMロックフリー」のスマートフォンが、市場での存在感を増しつつある。一部の家電量販店は、低価格MVNOサービスとのセット販売を開始した。背景には、MVNOサービスの普及や低価格製品の登場、通信事業者の端末販売施策の転換などがある。低価格SIMロックフリー端末は今後さらに増える見込みだ。

 MVNO(仮想移動体通信事業者)サービスの多様化や利用者増加に伴って、利用できる通信事業者を限定しない「SIMロックフリー」のスマートフォンに注目が集まり始めている。SIMカードを入れ替えるだけで様々なMVNOサービスを利用できるからだ。

 2014年5月時点のコンシューマー向けのMVNOサービスは、NTTドコモの回線を利用するものがほとんどである。そのため、SIMロックが掛かっていてもNTTドコモが販売するスマートフォンであれば、それらのMVNOサービスを利用できる。しかし、KDDIやソフトバンクモバイルが販売するSIMロック付きの端末では、SIMロックを解除しない限り、それらのMVNOサービスを利用できない。一方、ケイ・オプティコムが2014年6月3日に提供開始する「mineo」は、KDDIのLTE回線を利用するMVNOサービスのため、SIMロック付きのNTTドコモやソフトバンクの端末では利用できない。

 SIMロックフリー端末であれば、こうした制限なく(利用周波数帯や通信方式が適合する)回線サービスを選択できる。

テザリングに制限があった

 また、通信事業者が販売するスマートフォンには、MVNOサービス利用時に一部機能が制限される問題もあった。代表的な問題が、スマートフォンを介して他の機器をネットに接続する「テザリング」機能における制限である。

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