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【愛知】同級生ら情報提供呼び掛け 名古屋、西区の主婦殺害
一九九九年十一月に名古屋市西区稲生町の主婦高羽奈美子さん=当時(32)=が殺害された事件で、高羽さんの同級生たちが、犯人につながる情報提供の呼び掛けを続けている。活動はインターネットを介して広がり、亡き友の無念を晴らそうと協力の輪が広がっている。 高羽さんの月命日に当たる十三日。西署が名古屋駅前で行った広報活動には、名古屋商業高校時代の同級生七人が参加した。現在六十歳前後の女とみられる犯人の特徴を記したチラシ入りのティッシュを配り、道行く人に心当たりがないか尋ねた。 七人の中には、卒業後も高羽さんと交流のあった親友がいる一方、一度も話したことがなかった人もいる。参加するきっかけとなったのは、ネットの交流サイト「フェイスブック」だった。 サイトを通して広く参加を求めたのは、同級生の一人だった榊原ゆり江さん(46)=大府市。実は高羽さんとあまり付き合いはなく、事件のこともほとんど知らなかった。同窓会の役員になってから事件のことを耳にするようになり、「少しでも役に立ちたい」と昨年秋、同級生たちに協力の呼び掛けを始めた。 「事件は知っていても、被害者が同級生だと知らない人が少なくなかった」と榊原さん。サイトで事件の概要を紹介し、西署が毎月の命日に続けている広報活動への参加を求めた。平日は一、二人だけの日もあるが、参加者は少しずつ増えている。 卒業後も、高羽さんと家族ぐるみの付き合いを続けていた吉田さよ子さん(46)=尾張旭市=は「事件の少し前もうちに遊びに来てくれた。今年で事件から十五年。一日も早く解決してほしい」と話している。 高羽さんは自宅アパートで、首を刺されて殺害されているのが見つかった。現場の痕跡から犯人の血液型はB型、靴のサイズは二十四センチくらいとみられる。 情報提供は西署=電052(531)0110=へ。 (佐藤航) PR情報
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