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スズムシの里帰り。テキスト中継
 

今日のダーリン

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・よく「なにかに反対するなら対案をだせ」
 という意見があるよね。
 そう、対案が出せたらいちばんいいのだけれど、
 そうそう簡単に対案が出せるとは思えないんだ。
 だって、反対されているもともとの案にしたって、
 予想される反対意見、ありうる対案については
 考え済みのことも多いだろうしね。

 「反対だけど、対案はまだ思いつかない」
 ということは、あってもおかしくないと思うんだよ。
 ただね、そこで考えをやめちゃうっていうのは、 
 なんにもいいことないと思うわけだ。

 Aの案に、賛成できない、反対である。
 だが、対案は思いつかない。
 対案がないけれど、A案はいけない。以上。
 ‥‥ということになっても、ただなにかを止めるだけだ。
 対案Bなり、対案Cなりを出せるように考えを続けること、
 それが大事なんじゃないだろうか。
 考えをやめないでいれば、
 反対していたA案についての新しい発見もあるだろうし、
 もっとずっといいB案を生みだせるかもしれない。

 そしてさらに、じぶんが生みだしたB案について、
 じぶんが批評的に吟味していって、
 B案の反対意見を想像したり、
 それを実現するためには弱点になることを探す。
 こんなふうに、イニシアティブが、
 じぶんの側に来たときのことをイメージして、
 ものごとは考えられるべきだと思うんだよね。

 「反対するなら対案をだせ」じゃなくて、
 「反対するなら対案をだしたいと思え」ってことで、
 いいんじゃないかと考えたんだよね。
 よくことばでは聞いてる「建設的な会議」って、
 そういうことで成立していくんじゃないかなぁ。

 「反対です、とにかく許せません」みたいなのより、
 「反対ですが、対案は次の会議までに持ってきます」
 という反対意見なら、周囲の参加者たちも真剣に聞くよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「反対派のトップ」ってのは、まず人気は出るものなんだ。

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