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英で内閣改造 女性を積極登用
7月16日 10時06分

イギリスのキャメロン首相は、15日、内閣改造を実施し、4年間外相を務めたヘイグ氏に代わり、国防相を新たな外相に指名したほか、女性を積極的に閣僚に登用し、来年5月の議会選挙に向けて支持率の向上を目指すねらいがあるものとみられます。

イギリスのキャメロン首相は、15日、4年前の政権発足以来、最大規模の内閣改造を実施しました。このうち、4年間外相を務めてきたヘイグ氏に代わって、ハモンド国防相が新たな外相に指名されました。
ヘイグ氏は、野党時代の保守党で、2001年まで4年間、党首を務めたこともある有力政治家で、混乱を極めるイラク情勢の打開に向け、先月にはイラクを訪れたほか、直前までイランの核開発問題を巡る協議にも参加していました。
一方、後任の外相のハモンド氏は、EU=ヨーロッパ連合の権限強化に慎重な考えを示しており、イギリスのメディアは、EUへの不信感が国内で根強いなか、キャメロン首相がEUとの関係見直しに積極的に取り組む姿勢を示す人事だとの見方を伝えています。
また、これまで3人だった女性閣僚を5人に増やし、女性を積極的に登用する姿勢をアピールするなど、今回の内閣改造は来年5月の議会選挙に向けて、支持率の向上を目指すねらいがあるものとみられます。

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