ニュース詳細
ナイジェリア 治安悪化止まらず7月16日 10時06分
西アフリカのナイジェリアで、住民への襲撃や拉致を繰り返しているイスラム過激派組織が、ことしに入ってから先月までに2000人を殺害したとみられると国際的な人権団体が発表し、治安の悪化に歯止めがかかっていません。
ナイジェリアの北東部、ボルノ州では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」とみられる武装グループによる襲撃事件が相次いでいて、ことし4月には、200人以上の女子生徒が連れ去られ、「ボコ・ハラム」が「欧米流の教育をやめさせるために連れ去った」とする犯行声明を出しています。
ニューヨークに本部を置く国際的な人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は15日、「ボコ・ハラム」はことしに入って先月までに100回近くの襲撃事件を繰り返し、少なくとも2000人余りの住民を殺害したとみられると発表しました。
14日には、ボルノ州で「ボコ・ハラム」による新たな襲撃事件が発生し、少なくとも住民20人が殺害されたほか、政府軍との戦闘に巻き込まれて住民6人が死亡しており、治安の悪化に歯止めがかかっていません。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|