2014年7月15日10時58分
東京電力福島第一原発のがれき撤去作業で放射性物質が飛散し、福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題について、林芳正農林水産相は15日の閣議後の記者会見で釈明した。農水省ががれき撤去が原因である可能性を把握しながら地元に伝えていなかったことについて「原因が特定できず、(地元から)質問もなかったので、問題なかったと思う」と述べた。
昨夏のがれき撤去が原因の可能性があるとみた農水省は今年3月、東電に再発防止を要請したが、地元には説明していない。桜井勝延・南相馬市長は「農水省には不信感を持たざるを得ない」と話している。農水省は、この問題に関する朝日新聞の報道を受け、18日にある地元の農業関係者の会議で説明する方針だ。
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