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 東京電力福島第一原発の事故で住民が避難して無人になった福島県沿岸部の街に、防犯や車のナンバー読み取りのカメラの設置が広がっている。原発事故から3年以上が経っても、空き巣狙いなどの被害が後を絶たないためだ。

■空き巣や不審車が横行

 全住民が避難する福島県浪江町。電柱から横に伸びる支柱の先のカメラが道路を見下ろす。近くのガソリンスタンドには草が生え、歩く人の姿はない。