全国知事会議が15日午前、佐賀県唐津市で始まった。人口減少問題を中心に2日間の日程で協議し、連携策を打ち出す。山田啓二会長(京都府知事)は冒頭に「(少子高齢化で)日本は死に至る病にかかっている」と強調した。東京都知事では2008年以来の出席となった舛添要一知事は20年東京五輪に向けた連携組織設置を提案し、全会一致で了承された。
午後には、人口減による「消滅可能性都市」を5月に公表した民間有識者会議の座長を務める増田寛也元総務相(元岩手県知事)との意見交換を予定。少子化対策のほか、女性の働きやすい環境の整備、社会保障改革などについて話し合う。
山田啓二、舛添要一、増田寛也