■質問:在特会がデモを行う理由について、記事ではなぜ全く言及がないのか(質問者:チェ・ヤンイル)
日本の代表的な嫌韓・極右団体「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が京都の朝鮮学校前でデモを行う理由について、朝鮮日報の記事(7月9日付)ではなぜ全く言及されていないのですか。その理由についての説明がなければ中立的な記事にはならないと思います。
■回答:紙面の都合上、最後に記していましたが記事からは抜け落ちました。在特会は朝鮮学校による公園使用を特権と主張しているのです(回答者:安俊勇〈アン・ジュンヨン〉記者)
本来の記事の原稿には記載されていましたが、紙面の都合上、削除された内容について読者が指摘されました。当時、京都朝鮮学校第1初級学校(現在の京都朝鮮初級学校)は地方自治体と協議を行った上で、周辺の公園を学校の運動場として使用していましたが、在特会はこのことについて「50年以上にわたり続いてきた不法占拠」と突然主張しだしたのです。
在特会は公園内に設置されていたサッカーゴールを倒して朝礼台を撤去したばかりでなく、授業の開始と終わりを知らせるチャイムのスピーカーのコードまで切断してしまいました。在特会は「在日特権を許さない市民の会」という名称を掲げていることからも分かるように、在日同胞が正当に受けている権利を特権と見なし、これらを全て剥奪すべき、などと主張しています。