【社会】美濃加茂市長を収賄罪で起訴 名古屋地検岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入をめぐる贈収賄事件で、導入で便宜を図る見返りに現金計30万円を授受したとして、名古屋地検は15日、美濃加茂市長の藤井浩人容疑者(29)を事前収賄と受託収賄などの罪で、地下水供給設備販売会社「水源」社長の中林正善容疑者(44)=愛知県春日井市=を贈賄などの罪で起訴した。それぞれの弁護人によると、中林被告は現金を渡したと認めているが、藤井被告は「一切受け取っていない」と否認している。 全国最年少市長の汚職事件は、舞台を法廷に移すことになった。藤井被告に辞職する意向はないが、有罪が確定すれば失職する。 起訴状などによると、藤井被告は美濃加茂市議だった昨年3月上旬、中林被告からプール水浄化設備を市内の小中学校に設置するよう依頼され、その後、市議会で検討を促す発言をしたほか、市の防災安全課長(当時)に導入を要望。見返りとして、4月2日に市内のファミリーレストランで10万円を受け取ったとされる。 さらに、4月15日、防災安全課長に設備の導入を促す文書を渡したほか、市長選出馬の意思を固めていた同月25日には、市長就任後も便宜を図ると約束した見返りに、名古屋市内の飲食店で20万円を受け取ったとされる。 (中日新聞) PR情報
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