「戦争をさせない全国署名栃木県連絡会」は14日夜、宇都宮市の県総合文化センターサブホールで「集団的自衛権を認めない」緊急県民集会を開き、周辺繁華街をパレードを開いた。労働組合関係者や一般県民ら約600人(主催者発表)が参加、「集団的自衛権行使容認の閣議決定に怒りを込めて抗議し、憲法破壊・人権破壊・生活破壊の安倍政権と闘う」との集会決議を採択した。

 集会では同会共同代表の太田うるおう弁護士が「今回の閣議決定は実質的に憲法9条の廃棄をもたらす。立憲主義、国民主権を否定し、平和和主義を捨て去るもので許せない。即刻撤回を求める」とあいさつ。民主党県連代表の福田昭夫衆院議員のほか、社民党県連、共産党県委員会の代表者らが「戦後最大の暴挙だ」「姑息なごまかしは許せない」などと安倍内閣の姿勢を批判した。

 さらに呼び掛け人に名を連ねた船田章元小山市長や若林英二元国分寺町長からの護憲や戦争反対のメッセージも披露された。

 参加者らは集会後、県庁前から大通りを経て東武宇都宮百貨店前までパレード。「解釈変えるな」「憲法守れ」などと声を張り上げた。