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ベネッセの情報流出 派遣社員「名簿業者に持ち掛けた」

 ベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、データ管理を担う外部業者の男性派遣社員が、ベネッセの社内調査に対し「自分から名簿業者に持ち掛けてデータを販売した」と話していることが15日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、派遣社員は警視庁の任意聴取に流出への関与を認め、「金が欲しくてやった」と話した。警視庁は派遣社員が1人でデータを持ち出したとの見方を強めており、不正競争防止法違反の疑いで月内に逮捕する方針。

 一方、ベネッセ側から派遣社員に貸与され、情報のコピーなどに使われた可能性のあるパソコンの電子データについて、警視庁が任意提出を受けて調べていることも判明。同庁は、重要なデータの管理に使われるパソコンのセキュリティー対策に不備がなかったか調べる。

 ベネッセのシステムを担当する関連会社シンフォーム(岡山市)は、外部業者にデータ管理を委託していた。外部業者の関係者には、ベネッセから業務用パソコンが貸与され、この派遣社員にも与えられていたという。

 顧客情報は昨年末ごろ、シンフォームの東京都内の事業所から流出。データベースには、派遣社員に付与されたIDでアクセスされた痕跡があった。警視庁は、貸与のパソコンで複数回にわたってデータを記憶媒体にコピーし、持ち出したとみて詳しい経緯を調べる。

[ 2014年7月15日 10:33 ]

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