アパレルの悲劇

ファストファッションに潜む影|過酷な労働環境が引き起こした、悲しい事故

「日本人はオシャレ」と言われれば、素直にうれしい。でも、あなたが普段着ている洋服が、どんな誰が、どんな環境下でつくっているかを知っているだろうか?

ことファストファッションと呼ばれる洋服に関していえば、多くはバングラデシュでつくられている。

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バングラデシュ国内では、400万人を超える人が、洋服の製造に関わっている。

彼らは1ヶ月あたり平均で7000円の給料しかもらっていない。しかも労働環境は劣悪だ。

そんな現実が引き起こしたひとつの悲劇を引き起こした。

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アパレル工場のビルが崩壊したのだ。

2013年4月24日午前9時。轟音とともに9階建ての巨大ビルは崩れ落ちた。なかには4000人以上の労働者が働いていた。

もともとこのビルは4階建て。利益を追求するがゆえに、9階までフロアを継ぎ足していた。

その背景には、世界中から発注が急激な増加がある。無理をしてでも工場を稼働させなければならなかったのだ。

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その結果、発電機とミシンの振動によって、ビルは崩壊。多くの犠牲者が出た。

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死者約1100人、怪我人約2500人。

私たちの洋服は、こういった場所でつくられているのだ。

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