言葉には力がある、人の心を動かす力が・・・・・・。
ということで、今回は、映画『のぼうの城』から。
主人公である“のぼう”こと成田長親(野村萬斎)が忍城の城代を任され、豊臣方の軍使長束大蔵大輔正家が来た際、事前の打ち合わせに反し降伏・開城を拒み戦をすると言い放った後、別室で家臣たちになだめられたときに放った一言。
「2万の大軍で 散々脅しをかけた挙句
和戦いずれかを問うなどと申す
そして その実―――――
降るにきまっていると たかをくくっておる
そんな者に降るのは嫌じゃ
武ある者が 武なき者を足蹴にし
才ある者が 才なき者の鼻面をいいように引き回す
これが人の世か?
なら わしは嫌じゃ
わしだけは嫌じゃ!
これが 世のならいと申すなら
わしは許さん」
人って、弱いじゃないですか。正義を振りかざそうとしても、それには大きな勇気が要る。その弱き心を金や権力でいいように動かそうとする人もいるし、それに当たり前のように従う人もいる。自分を殺してまで大勢に従うことに甘んじる人がいる。それはもちろん、何かを守るためだったりもしますが、戦わないという選択が必ずしも正しいとは限りません。
僕自身は、保身のための嘘を平気でつくような人間を100%の軽蔑の心で完膚なきまでに蔑むのですが、それは僕自身が保身のための嘘で自身だけを守って他人に枷を負わせるようなことを潔しとしないからです。自分の非は自分で背負う、当たり前です。そして、自分にまっすぐでなくなってしまえば、それはもう自分である価値がないからです。そうまでして保身する意味が、僕にはないんです。
人って、ともすれば保身が判断の先にきますよね。誇りや尊厳が蔑ろにされてしまう。もっともっと、心を大事にしないといけないと思うんです。
長親の一言は、いろんな葛藤の中にあって、それでも彼の中の抑えきれない感情によって譲れない一線を確保した、その決意の一言だと思うんですよね。20000人の大軍に500人で戦を挑む勇気なんて、簡単なものではないです・・・・・・。
誇りと尊厳の一線、失わずに持っていたいですね♪
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