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アーミテージ氏「日米同盟の強化に」7月14日 23時17分
アメリカのアーミテージ元国務副長官は14日、都内で記者会見し、日本政府が集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をしたことについて、日米同盟の強化につながるとして歓迎する考えを示しました。
日米両政府の元高官や有識者は14日、都内で記者会見を開きました。
このうち、アメリカのアーミテージ元国務副長官は日本政府が憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をしたことについて、「アメリカの艦艇が敵から攻撃されたとき、自衛隊の船から援護を受けられないという、私たちが恐れていた事態は起こらなくなる」と述べ、歓迎する考えを示しました。
そのうえで、「この決定によって日米両国は前に進むことができ、関係はさらに強固になる」と述べ、日米同盟の強化につながると強調しました。
一方、ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は、「集団的自衛権によって、日米がともに行動できるようになることで、中国は慎重に行動せざるを得なくなる」と述べ、中国に対する効果的な抑止力にもなると指摘しました。
アーミテージ氏とナイ氏らは2000年に日本の集団的自衛権の行使容認を求める内容を盛り込んだ提言を発表しており、今回の日本政府の決定を踏まえて、日本側の元高官らとともに、来年末までに、日米同盟の課題などに関する新たな提言をまとめることにしています。
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