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テレビのやらせ批判は間違い?その実態と生まれるカラクリ 情報番組で横行するステマ

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--以上の話を踏まえて、民放のテレビ番組を見る時には、視聴者はどのような見方をすればよいのでしょうか?

長谷川 テレビはプロレスだと思ってください。プロレスは、対戦する同士が協力し合いながら、サーカスをやっているから面白くなる。そうやってテレビを見てほしいのです。

 制作現場は純粋に楽しいものをつくろうという発想なので、世間的にはやらせと受け止められるようなことについても、罪の意識を持ったりはしません。視聴者の皆さんに少しでも面白く見ていただきたい、少しでも笑っていただきたい、それだけを考えてやっています。みんな休みを惜しんでつくっているからです。そこを理解してほしいのです。

--最後に、長谷川さんの今後の活動予定について教えてください。

長谷川 私はお世話になった古巣を退社した後、完全にフリーでやっています。私じゃないと言えない言葉というのも持ちたいので、あえて事務所に所属せずに活動しています。メールマガジンも「BLOGOS」という言論の自由を保障してくれるプラットフォームで発行し、徹底的に自分の意見を発信しながら、テレビの裏側を紹介していきたいと考えています。テレビのつくられ方を正確に知れば、必ず皆さんはもう一度テレビの良さを知ってくれるはずだからです。テレビは絶対にネットには負けない、僕はそう信じています。それは素晴らしいスタッフが毎日懸命に努力しているからです。
(構成=編集部)

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