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ひき逃げの市職員 基準数倍のアルコール検出
7月14日 12時19分

ひき逃げの市職員 基準数倍のアルコール検出
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12日に埼玉県川口市の県道でミニバイクの女性が追突された車に1キロ以上引きずられて死亡したひき逃げ事件で、逮捕された川口市の職員が警察に出頭した際、基準の数倍の濃度のアルコールが検出されていたことが分かりました。
警察は飲酒運転の発覚を免れようと逃走した疑いもあるとみて調べています。

12日の夜、川口市の県道の交差点でミニバイクに乗っていた近くに住む井口宣子さん(65)が、後ろから追突してきた車におよそ1.3キロにわたって引きずられて死亡し、警察は川口市市民税課の主事、松村大貴容疑者(26)をひき逃げなどの疑いで逮捕し、14日朝、検察庁に送りました。
松村容疑者は事件のおよそ6時間後に父親に付き添われて警察に出頭しましたが、その際、呼気から酒気帯び運転の基準の数倍の濃度のアルコールが検出されていたことが、警察への取材で分かりました。
また警察によりますと、松村容疑者は当初、「酒は事故のあとに飲んだ」と説明していましたが、その後、「父親の経営する店で酒を飲んだあと、車で帰宅した」と供述したということです。
警察は、飲酒運転の発覚を免れようと現場から逃走した疑いもあるととみて詳しい経緯を調べています。

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