[PR]

 安倍政権が憲法9条の解釈を変え、集団的自衛権を使えるとした閣議決定をめぐり、広島市の松井一実市長は14日、来月6日の平和記念式典で読み上げる平和宣言で集団的自衛権に関する文言を盛り込まない考えを示した。広島市内で開かれた平和宣言の内容を検討する懇談会の後、明らかにした。

 「戦争ができる国」への道を開いた安倍政権の判断に対し、被爆地・広島市が平和宣言でどのようなメッセージを発するかが注目されていた。

 14日の懇談会では、集団的自衛権に触れる宣言案と具体的に言及しない案が市側から示された。松井市長によると、集団的自衛権に踏み込む具体的な議論はなく、「個別の事情を明示しなくても憲法の平和主義の記述があればいい」との結論に至ったという。