event - 詳細

和文と欧文 – かなのいろは – 小塚 昌彦 × 鳥海修

日本人しか使わない、日本独自の文字である「かな」
あなたはどれくらい知っていますか?
今まで意識していなかった方や、
学ぶきっかけがなかった方へ。
この対談が初めの一歩になれば幸いです。

イベント内容

今回の和文と欧文は小塚 昌彦氏 と 鳥海 修 氏をお迎えし、「かなのいろは」というタイトルで日本語の基本となる「かな」について対談していただきます。

今回開催に至ったのは、日本タイポグラフィ協会発刊のTypographics ti;(タイポグラフィックス・ティー)の特集を制作するにあたってテーマを「かな」にしたことから始まります。
日本人しか使わない「かな」について、特集を組もうとした僕たちは本当に知っているのか、手描きからパソコンへ、縦書きから横書きへ、移り変わり中で文字の環境で「作る側」は何を意識して作っているのか。「使う側」は何を意識して使うべきなのか。タイプデザイナーのお二方から「かなの今とこれから」を前半に対談していただきたいと思います。

さらに、小塚さんが昭和32(1957)年に毎日新聞社で撮影した8mmフィルム「母型のできるまで」(5分程度)も特別上映の予定。他では見られない貴重な記録です。

休憩を挟んだ後半は、軽い食事と飲み物をゲストのお二人と会場で質疑応答しながら懇親を深めていく「質問コーナー」。
この日しか聞けないことをどんどん聞いてください。

もう、関西では見ることができないかもしれないお二人の対談、お見逃しなく。

フード・ドリンク代について 

本イベントは1フード・1ドリンク制(1,500円)となっております。
当日、受付時にお支払いください。

チケットについて

一般:1,500円 
学生:1,000円
※フード・ドリンク代は会場でお支払いください

チケットはお一人様1枚となっております。
販売期間:2014年7月15日(火)0:00から8月2日 14:00 まで

学生チケットについて

今回学生割引チケットを限定枚数20枚しています。
受付時に学生証の提示をお願いします。
※なお、学生証の提示がない場合は一般料金での参加となります。

当日スケジュール

14時 開場
14時半 対談スタート

16時半 対談終了 休憩(フードをお配りします)

17時 質問コーナー
18時 終了

ゲスト紹介

○小塚 昌彦 氏

小塚

1929年 東京生まれのタイプデザインディレクター。1947年、毎日新聞社に入社し、金属活字の鋳造、ベントン彫刻機用の原図制作など、活字書体の開発に携わる。1970年以降は毎日新聞CTSデジタルフォントの開発を担当し、1984年に定年退職。翌1985年、モリサワのタイプデザインディレクターに就任し、リュウミンや新ゴなど主要書体の開発に携わる。1992年、アドビシステムズの日本語タイポグラフィディレクターに就任。小塚明朝・小塚ゴシックを制作した。1979~97年、愛知県立芸術大学非常勤講師。2007年、佐藤敬之輔賞を受賞。

寄稿
月刊『中美』(中央美術学園)連載、「タイプデザイン」(1979~80年)
月刊『スペース』(毎日広告局)連載、「タイプデザインとその周辺」(1981~82年)
季刊『たて組よこ組』(モリサワ)13号「明朝体史」(1986年)、同20~23号「東西活字口座1-4」(1988年)
月刊『ちくま』(筑摩書房)連載「新•活字の話」48回(1988~92年)

著書
ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン

毎日新聞書体、新ゴ、小塚明朝・ゴシック…… 誰もが目にしたことのあるであろう書体をつくってきた小塚昌彦氏の、初めての著書。

日本人の多くが目にしているであろう、数々の書体をつくってきたタイプデザインディレクター小塚昌彦氏。デザインを学ぶ人、関わる人なら知らない人はいない有名書体を手がけてきた小塚氏の初の著書。18歳で毎日新聞に入社して金属活字の鋳造やデザインを手がけ、以降開発してきた写植やデジタルフォントには、どんなデザインコンセプトが込められていたのか。書体デザインの知識や歴史にもふれながら、66年にわたり第一線で長く活躍してきた著者だからこそ語れる実践的な話と、タイポグラフィへの思いを、豊富な写真・図版とともにまとめています。

2013年12月発行
A5変型判 並製、総272頁
定価:本体2,500円(税別)
グラフィック社:http://www.graphicsha.co.jp/top.html

◯ 鳥海 修 氏

tori

1955年山形県生まれ。多摩美術大学GD科卒業。1979年株式会社写研入社。1989年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社代表取締役であり書体設計士。大日本スクリーン製造株式会社 のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで2005年グッドデザイン賞、 2008東京TDC タイプデザイン賞を受賞。京都精華大学客員教授。

□□□ 協賛・協力 □□□

特別協賛:モリサワ
協賛:中之島デザインミュージアム de sign de
協力:タイポグラフィ協会